配当金収入を目指して株を買い始めてから数年、今まで少しずつ購入した株のなかから、ここ2~3年以内に買った銘柄を月1回紹介していくシリーズ。保持している株の中から出来るだけ業種を分散して10銘柄紹介していく予定です。
7回目の今回は「JT(日本たばこ産業株式会社)」です。
※わたしもまだまだ投資初心者で投資方針も揺れまくりですので、書いている内容はあくまで記載時点の考えである旨、ご了承くださいませ。
明日にでも会社を辞めたいと思い続けているアラフィフ独身。今までも優待目的に地味に株を買っていたものの、ここ2~3年は配当金に目がくらみ高配当株を中心に少しずつ買い始める。
元手が少ないため配当金生活は夢のまた夢。
JT(日本たばこ産業株式会社)のキホン情報
こちらが銘柄の情報です。利回りなどの情報は、執筆時点のものです。
- 銘柄コード:2914
- 銘柄名:JT
- 業種:食料品
- 特色:たばこ事業が中核。M&Aで海外たばこ事業拡大、加熱式の拡販も本腰。食品、医薬品事業も展開
- 株価:3,848
- 配当利回り:4.89%
- PER:(連)14.72倍
- PBR:(連)1.74倍
(Yahooファイナンスより抜粋:https://finance.yahoo.co.jp/quote/2914.T)
※PER:株価が純利益の何倍かを表す数値。数値が低いほど株は割安。20倍以上だと割高
※PBR:株価が純資産の何倍かを表す数値。0.5~1.5倍が適正といわれている
JT(日本たばこ)の購入履歴
わたしの購入状況は以下の通りです。小心者のため、購入本数は100株以上か未満かのみ記載しています。
<買った時期>
2022年
<本数>
1単元(100株)
まさかの1単元買いです。配当金目的の投資を始めたばかりだった故の若気の至り(?)です。
JT(日本たばこ)を選んだ理由
正直この銘柄は紹介すべきか迷いました。
というのも、自分の投資方針「嫌いな業界・会社は避ける」から思いっきり外れているからです。
業界というか扱っているサービス、つまりタバコそのものがわたしは大の苦手なのです。
数メートル先の煙でも気づくほど、タバコに関しては感度良好な探知機状態です😑。
そもそもタバコは、周囲にいる人にとって百害あって一利なし…。
そんな商品を扱っているJTの株を買うってどうなのか?と考え、一時は手放そうかとも思いました。
それでも買った理由としては
- 配当利回りが高い!(やはりそこか🙄)
- 業績数字がわりと合格点
- 株価が上がっても下がってもメリットあり?と判断
- 投資先の業種分散できる
- 優待でお米が貰える…はずだった(自分が買った年から優待が廃止に😭)
といった点です。
配当利回り・業績数字について
JTの株はあらゆるところでお勧めの一つに入っているので、最初の興味のきっかけはそういった情報だったと思います。
そこで、自分でも過去の株価や配当推移などの諸々の数字を調べたところ、配当性向が高いことを除けば合格点だと思いました。
(業績について調べている数字に関しては、1回目の記事の最後に書いているのでそちらをご覧ください)。
業界・企業について
業種的にも持っていない銘柄だったことも買った理由の一つです。食料品に分類されているのがなんとなく違和感ありますが、Table Markなどの冷凍食品も出しているのと、たばこ自体が嗜好品なのでその分類なのかもしれません。いずれにしても、自分が持っていない業界だったので、その意味でも買って損はないと思っていました。
ここ数年は喫煙できる場所も減っているし、加熱式たばこも増えていて(JTの商品はいまひとつ?)、今後どうなるのだろうとも思いましたが、日本でタバコが普及し続ければ株価は安定、衰退して株価が下がっても副流煙のストレスが減る、どっちにしてもwin/winだな😏みたいな短絡的な考えがあったことも白状しておきます(実際はどちらの展開でもなく、海外の需要が堅調で業績が伸びているようです)。
何にせよ、依存性のあるサービスは根強い!とも思いました(←酒がやめられない人間より)。
JT(日本たばこ)の株主通信(中間報告書)の感想
JTの報告書は全体的に見やすくて良いです。ただ、わたしの好きな事業別収益の円グラフがなく、事業ごとにわかれて説明がされておりました。見てみたところ、営業利益では医療事業100億円、加工食品事業が29億円に対して、たばこ事業が4500億円とやはり圧倒的にたばこが占めているようです。
国別シェアの表が興味深かったので載せておきます。(出典元:年度中間報告書より)
台湾やイギリスが特に多いですね。イギリスは確かに吸っている人をよく見かけた気がします(たった3日間の旅行ですが)。アメリカはシェアがありませんが、吸っている人の方が珍しいので納得です(またはフィリップモリスなどが強い?)。他の国も将来的には禁煙が主流になるかも知れませんね。
今後の投資方針
100株買ってしまったので追加はありませんが、とりあえず保持し続ける予定です。
一時期は「やばい買いすぎた、半分売却しよう」と迷った時もありますが、長期保存を目的としており、売買は頻繁に行わない方が良いと思っているので、他に同業種でもっと買いたい株が出てきたらリリースしようと思っています。
アラフィフおひとりさまのマイ投資ルール(7):持ち株の株数比率も気にする
毎回最後に自分の投資方針を紹介する「マイ投資ルール」、7つ目は「持ち株比率は株価だけでなく株数も気にする」です。
以前読んだ書籍などでは、業種ごとに保持している株の金額でバランスを見るように書いてありました、
例えば、
業種A:1株1000円x10株保持=A株は合計1万円保持
業種B:1株5000円x2株保持=B株は合計1万円保持
という場合、どちらも合計1万円分保持しているので、業種バランスは取れているということになります。
わたしよりも何年も経験している方々の意見なので、この考えは正しいのだと思います。
ただ自分は、株数の割合も気にしています。
理由は、1株1000円でも5000円でも、同じ下がり値では株数の多い方が損失が大きいからです。
例えば、1株100円の値が下がった場合、上の例だと、A株では100円x10株=1万円の損失に対し、B株では100円x2株=200円の損失で済みます。
配当を目的とした投資は保持し続けることが前提なので、下落を気にする必要はないのかもしれませんが、やはりあまりに下落しているとへこみます😑。目の上のタンコブみたくうっとおしい感じです。
ということで、持ち株の業種バランスを見るときは、金額と共に株数も気にするようにしています。
以上、アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介!「JT(日本たばこ)」でした!
▼過去の記事はこちら▼
アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(1):武田薬品工業
アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(2):東日本日本電信電話(NTT)
アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(3):伊藤忠商事
アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(4):九州旅客鉄道株式会社(JR九州)
アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(5):株式会社アサンテ
アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(6):旭化成