マンション購入の際、高い買い物だけにいろいろと悩んだのはいうまでもありません。
普段から石橋を叩いて渡るタイプの自分にとっては特に、本当に買って大丈夫だろうかと思うことも度々ありました。
欠陥住宅だったら?隣の人が変人だったら?などなど…。中でも一番の心配はお金でした。
今までもローンや予算についての記事を書いてきましたが、今回はそれ以外に気になって調べたお金回りのことについて書いてみます。
この記事を書いている人:ぷーた(@独身アラフィフ会社辞めたい)
50代手前のぎりぎり40代で都内に新築マンションを購入。
会社員を地味に続ける独身(離婚歴なし・子供なし・一人暮らし)。
細く長く心療内科に通う。早期退職を夢みて日々節約。
アラフォーと言い続けていたが50代に突入しアラフィフに改名。
マンションを買っても大丈夫か?気になったお金のこと
マンション購入を考えてる人なら誰しも一度は考える事ではと思いますが、購入を検討するにあたり心配だったのは
- 万一ローンが払えなかったらどうなるのか?
- ローンが払えなくなって、マンションを売る羽目になったら?
- マンションを売りたくなっても、売れなかったどうなるのか?
ということでした。
心配事その1:ローンが払えなかったらどうなるのか
ローンが払えなくなりそうな場合、以下いろいろ打開策は考えられます。
- 金利を下げる →ローンの借り換えをする
- 月の支払い額を減らす →繰り越し返済で期間延長型を選ぶ
- 病気で働けなくなった →団体信用保険でカバーされる場合もある
などなど…。
ただ、わたしが心配したのは、どの方法も取れずにローンが払えなくなった場合です。
調べた結果、だいたい以下のいずれかだとわかりました。
結局どの方法もマンションを売ることになるのですが、1が一番望ましい方法で、3以降はできれば避けたい展開です。マシだと思う順から並べてみました。
- 売却して売却代金でローンも完済
- 売却してもローンが残ってしまい、貯金から残りを返済
- 売却する前にローンを滞納してしまい、任意売却となる
- 売却する前にローンを滞納してしまい、競売にかけられる
同じ売却でも一番良いのは、売ったお金でローンの残りの代金を払いきることです。
貯金が潤沢にあれば、そこから返済でももちろん良いと思います。
とにかく、売却と同時にローンとおさらばできることが一番です。
上記以外では、リースバック(不動産屋に売却して、そのまま賃貸として住み続ける)という方法もあるらしいですが、賃貸料が払えるくらいならローンの滞納はないと思います。よって、リースバックは、「いずれ引っ越す予定だけど今は引っ越したくない人」向けではと思っています。
いずれにしても、マンションを売ってローン返済に充てることになりますが、マンションはすぐ売れるとは限りません。そうこうしているうちにローンが払えず、滞納してしまった場合の展開が3と4です。
3の任意売却とは、債権者(金融機関などお金を貸してる側)の合意を得て行う売却方法で、売却後のローン残債を圧縮できたり、返済方法も協議したりできる制度です。競売より債務者に優しい制度のイメージがあります。
4の競売は、ローンの督促状を無視し続けた場合に、保証会社から銀行にローンが一括返済され、家は競売にかけられ強制的に明け渡すというパターンです。
以前、ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官」で見たシーンが、個人的には思い浮かびます。いくら居座ろうとも、鍵も開けられ強制的に家具など持ち出されてしまいす。
ただ、任意売却であれ、競売であれ、家が売れてもローンが残っている場合は返済が必要です。ローンがチャラになるわけではありません😭。返済が出来ない場合、最終的には自己破産…となってしまいます。ローンの返済義務はなくなりますが、自己破産をすると持ち家を手放すだけでなく、一定の職業や資格の制限を受けたり、クレジットカードを作りづらくなったりなどのデメリットがあるので、できれば避けたいです(自己破産以外には、個人再生という方法もあるらしいです。詳しくはページ下部の参考サイトをご覧ください)。
いろいろ書きましたが、自分がマンションを買おうと思い始めた頃は、
「万一ローンが払えなかったらマンションを売る、それでも足りなかったら貯金を使う、それでもダメなら自己破産だな」と思っていました🙄。
心配事その2:マンションが売れなかったらどうなるのか
もう一つの心配事は、マンションが売れなかったらどうなるのかということです。
売り方を変えるとか、値段を下げるとか、売り方に関するノウハウはいろいろありますが、問題は期日がある場合です。ローンを滞納する前に家を売りたい!など、期限付きの状況もでてくると思います。
または期限がなくても、物件の条件などにより、長期間売れないこともあるかもしれません。
売れなかったらどうなるんだろう?と単純に疑問でもありました。
これに関しては、不動産屋に買い取ってもらうという手があるようです。ほぼこれ一択なのかなと思います。普通の売買よりは値が下がる点は残念ですが、早く売りたい人にとってはこういう手段があるのは安心です。複数の不動産屋に頼んで相みつ(見積もり)もとれるようです。
買うと決めた時の心境は?
心配事をいろいろと調べた結果、「売れなくても不動産屋に買って貰える」、「ローンを返せなくても最悪自己破産がある」と半ば開き直ることができ😅、家探しを続けることができました。
そこまで腹を括らなくても、よほど無理なローンを組んだり、よほど売りづらい物件(僻地とか)を買ったりしない限り、仮にローンが払えなくなったとしても手はあるのだなと思っています。
実際に自分が買う時は、ローンも含めて払える金額内に収まるよう物件を選びました。
よって、万一売る際にはローンは払い切る予定ですが、売れるかどうか問題は残ります(その後の老後資金が足りるかなども)。
今のところ一生住むつもりで「仮に隣が事故物件になろうと、建物に欠陥が見つかろうと住み続けるわ!」と思って買いましたが、この先何があるかはわかりません。
一番あり得るのは、介護により実家の近くに引っ越す、メンタルで仕事を辞め収入がなくなり安い賃貸に引っ越す、といったパターンです😱(メンタルは団信の補償対象外)。
万一、そのような理由でマンションを売る必要がでてきたら、早めに不動産屋に相談して長期戦でも耐えられるようにしたいと思っています。
なお、わたしの場合、購入を決める際にマンションを売る気はなかったものの、念のため周辺地域の中古マンションの元値と売出価格も不動産屋に聞いておきました。だいたい下落してもこのくらいかなという目安をもつことができたので、それも少し購入の後押しをした材料になったかもしれません。
以上、マンションを買う時に心配になったお金のことについてでした!