住宅ローンどうする?:月の返済額と返済期間について

マンションの購入費用・ローン・税金

マンション購入において頭の痛い問題がローンはどうするかについてです。
そこで、前回に引き続き、ローンについてテーマを分けながら、自分が調べたこと、どうやって考えたのかについて書いていきます。

今回のテーマは、「ローンの月々の返済額と返済期間」についてです。
月々の返済額はいくらにすべきか、ローンはいつまでに返すべきか、月々の返済額と返済期間は相関関係にあるため、どちらをどのようにして調整するかは悩ましい問題です。

このブログを書いた人:ぷーたん2号
地味に会社員を続けているが、メンタルが弱い(不安症)ためか、一つのことを考え始めると頭から離れず執着する性格。マンション購入においてもいろいろと調べ、悩み、条件を変え、歩き回った末にやっとこさ希望の物件の購入に至る。
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返済期間や返済額について調べたこと

まず、ざっくり調べたことを書いてみます。

住宅ローンの返済期間について

まず、返済期間については、一定の制限というか決まりがあります。
利用するローンや自身の条件によっても異なりますが、だいたい大枠で決まっているのは以下です。

80歳までに返済が必要

意外に長いと思った方もいるかもしれません。「定年までに返す必要がある」というイメージが強いですが、実際は80歳まで組めるようです。
これは、ローンを借りる際に加入が必要な団体信用保険の加入年齢が80歳までのためです

最長で35年間借入可能

なかにはそれ以上長く借りれるものもあるようですが、ほとんどの金融機関では最長35年となっています。
良く「35年ローン」という言葉を見たり聞いたりするのは、このためです。
ただ、あくまで最長であって、誰でも35年借りられるわけではなく、1回目の記事で書いたように、本人の年齢や収入になどにもよります(ローンに関わるすべてがそうだと思いますが)。

住宅ローン月々の返済額について

では、月々のローンの返済額は、どのくらいが良いのでしょうか。

月収に対して25~35%まで

よく言われる目安の一つが、月の収入に対する返済額の割合(返済負担率)が30~35%に抑えるというものです。これは多くの金融機関が、借入額を手取りの30~35%までと定めていることが多いためのようです。
実際には、手取りの25%程度に抑えましょうと書いてある記事も多くみかけます。

一方で、収入の何%という考え方はあまり意味がないという意見もあります。
結局、月収20万円の人と30万円の人では、同じ30%でも手元に残る金額が異なるので、単純に割合で考えるのではなく、ローンを支払った後の残額で、月々生活していけるのかが判断軸になるということです。わたしもこの意見に同意です。

例えば、月収の3割をローンの返済に充てる場合、
月収20万円では、ローン返済が6万、残額が14万
月収30万円では、ローン返済が9万、残額が21万
と同じ3割でも残額に大分開きがあります。

また、一概に少ない方が大変とは限らず、人によって生活費は14万で十分という人もいれば、21万でも足りないという人もいるかもしれません。結局は、自分の生活スタイルを維持するために必要な月の生活費とローンを支払った残額との兼ね合いになります。

住んでいる家賃と同額かそれ以下

もう一つ良く言われるのが、賃貸に住んでいる人の場合、払っている家賃と同程度を目安にするという考え方です。
そもそも家賃が高すぎて無理をしているという場合は別ですが、そうでなければ、ある程度参考になると思います。
家賃の決める際も月収の3分の1が目安と言われているので、先に書いた「収入の30~35%」とほぼ同程度の割合かと思います。

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独身40歳後半で購入したわたしの場合

それでは実際にわたしがどうしたかについて書きたいと思います。

返済期間について:定年をちょっとはみ出るが…

定年といわれる65歳前までに払い終わるようにしたかったのですが、マンションの購入が40歳も終わろうかというギリギリだったことと、月の返済額をかなり抑えたかったこともあり、返済期間を19年としました。定年後も払い続ける計画になっていることに、自分でも改めてびっくりですが(忘れてたのか?!)。

ただ、60歳(またはもっと早く)には、職なしになっている可能性が高いので、そうなった時点で繰り上げ返済をする予定でいます。

だったらすぐに返済してしまえばと思われるかもしれませんが、万一、ポックリ逝ってしまった場合や、働けなくなった場合は、ローンの返済義務がなくなるので、まだ払いきる予定はありません。

月々の返済金額について:パートになっても返せる金額

わたしの場合は、以前の家賃が高かったというのもありますが、それまで払っていた賃料より安い金額に抑えております。
諸事情により、あと何年会社勤めができるか不安な状態のため、万一パート勤めになっても払える金額にしようと思いました。毎月の管理費・修繕費とローンの支払いを合わせても、東京のワンルーム家賃相場よりかなり低い金額にしてあります。

いずれにしても、ローンが返せる金額を手元においておくことで、万一、マンションを手放すことになっても残債を出さないようにと考えています。

以上、住宅ローンどうする?月々の返済額と返済期間について、アラフィフ独身(女)のわたしの場合をご紹介しました!


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