今年もやってきましたこの季節。
サラリーマンであれば無関係の人も多いですが、該当する人にとっては頭の痛い作業…そう確定申告です。
わたしは会社員でありながら過去に二度ほど(ふるさと納税、配当金控除)自力で確定申告を行ってきたのですが(詳しくは過去記事をご覧ください)、今年は今までやったことのない医療費控除の申告にトライしました。
例年通り無事に完了…の予定が不明点があったため、今回は自力でやるのを観念し、確定申告の相談会場に直接聞きに行くことにしました。確定申告のやり方を聞きに行くのは初めてだったので、今回は当日の会場の様子や結果をご紹介したいと思います。
この記事を書いている人:ぷーた
会社員を地味に続ける独身(離婚歴なし・子供なし・一人暮らし)。
アラフォーと言い続けていたがもはや50代。この先の会社員生命の短さを感じ(というか明日にでも辞めたい)、早期退職を夢みて日々節約。
細く長く心療内科に通う。
確定申告(医療費控除)を自力でやってみたが…
昨年、歯の治療やらメンタルやらで診察代が膨れ上がってしまい、とうとう年間の医療費が10万円を超えてしまったことから、今年は医療費控除を申請しよう!と決めておりました。
確定申告は以前も自分でできたので、今回も無事できるだろうと作業を進めたのですが、どうも還付金の額がおかしい、というか納得がいかない😑。
確定申告の作業はパソコンで行ったのですが、画面に表示される還付の金額があまりにも少ない結果となっていました。還付金とは別に住民税から控除される金額もあり(控除額はその年の住民税を見るまで不明)、還付の方は金額が少ないことは知っていたのですが、それにしても少ない。
二度やっても同じ結果だったので、これは相談所に聞きにいくしかないということになりました。
医療費控除の手続きの仕方
参考までに、かつ自分の備忘録のため、わたしが行った手順を簡単に書いて置きます。
結論を先に言うと、今回やり方自体は問題なかったので、下の動画を参考に進められると思います。
参考にした情報:
国税庁のホームページ:
国税庁のサイトに確定申告の説明動画があります。
ただ、スマホからとか、パソコンでマイナポータルと連携とか、やり方のパターンが複数あり、パソコンから普通に印刷で作成したかった自分としては、どれを見れば良いのかわかりませんでした。
サンデーマネーチャンネル動画:
医療費控除とは?対象の医療費・確定申告のやり方・計算方法を解説 – YouTube
そこで、自分はこちら動画をメインに参考にしながら作成を進めました。
用意するもの:
作成にあたり用意したものは以下の3つです。
- 源泉徴収
- マイナンバーカード
- 医療費の明細
源泉徴収とマイナンバーカードは、確定申告ではお馴染みなので良いとして、問題は医療費の金額です。領収書の添付が不要なのは知っていましたが、金額をどうやって申告するのだろうと疑問に思っていました。
調べたところ、医療費を直接画面に入力する方法と、予め作成したファイルを読み込む方法があるとのことで、自分はファイルを読み込む方法にしました。
ファイルのフォーマットは、上記動画(サンデーさん)の概要欄にリンクが掲載されています。ExcelとPDF版があり、わたしはExcelで作成しました。
記入の仕方ですが、病院や交通機関ごとにまとめて金額を入れて良いので、領収書を医療機関別に分けて合算し、その結果を表に記入していきました。
日付別に記入が必要だったら卒倒する…と思っていましたが😱、その必要がなくてホッとしました。
作成手順:
作成手順ですが、確定申告をしたことがある方にはお馴染みの、こちらの画面から開始します。
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
わたしは以下の手順で進みました。
- 作成開始をクリック
- 印刷して提出を選択(スマホでやるのがいやだった)
- 利用規約に同意
- 「令和5年分の申告書等の作成」を展開して、「所得税」を選択
- 次へ進む
- 誕生日を入れる画面で、いくつかの質問に「はい」「いいえ」で答えていく。
今回、医療費控除は初めての申請ですが、4の画面でどれを選択するのかわかりづらい。
選択肢が対象となる税金別ってどうよって思いません🙄?申告したい種別にしてくれた方がよっぽどユーザーフレンドリーだと思うのですよ(ブツブツ)。確かに所得税の個所に小さく「医療費控除、住宅ローン控除など…」という記載はありますがわかりづらい…。
と家でひとり文句を言いつつ、源泉徴収から数字を転記したり、作成した医療明細ファイルを読み込んだりと手順通りに進んでいくと、最後に還付金の額が表示されます。途中で保存しつつ進めました。
手順的には難しくはなかったです。むしろ、配当金控除に比べれば全然楽でした(医療費計算は面倒ですが)。
よって記入内容が間違っているはずはないのですが、最後に表示される還付の金額がなんか少なすぎ、二度やってみたけど原因がわからない…とういうことで、申告書類は完成したもののどこかおかしいに違いないと思い、質問しに行くことにしました。
初回は無駄足に終わる
市のサイトを調べたところ、確定申告の相談は税務署ではなく別途会場が用意されているようでした。家から遠くなかったので、とりあえず直接行ってみようと開始日の2月16日に早速行ってみました。
朝から整理券が配られているとは聞いていたのですが、案外午後でも大丈夫かもと甘い考えでおりました。その代わり長時間待つ覚悟はあったので、本も数冊携えて行ったのですが…。
会場の入り口についたところ、受付の人に「今日の整理券の配布は終わりました」とあっさり言われました。10時に即配布終了したとのこと。なんと早い人は6時から並んでいたとのことで、それ自体がもはや労働か?!と思いました😱。
6時どころか10時に行くのも自分には苦行…と半絶望的な気持ちでいたところ、なんとLINEでの予約も受け付けているとのことで、予約のQRコードが入ったチラシを貰って帰りました!(そんな方法があるなら市のサイトに載せておいてくれれば良いのにとも思うが)。
帰宅後、早速LINEで予約の手続きへ。すでにいっぱいだったらどうしようと思ったのですが、案外数日後から予約は空いておりました。
おそらくですが、わたしのようにLINEで予約できることを会場に行って初めて知った人が多く、まだそこまで予約が埋まっていなかったのではと思います。もし相談期間の後半に行っていたら、かなり予約は埋まっていたかもしれません。
二度目のトライ
ちゃんと予約できてるのか半ば心配しつつ、当日は予約時間のちょっと早めに会場に行きました。同じ予約時間の人の列がすでに会場前にできており、早めに来て良かった…と内心思いました。とはいえ、会場の外で寒空の下で待つのは辛い。以前なにかの映画で日雇いの仕事を並んで待つ人のシーンを見ましたが、なんかそんな心境になりました🙄(なぜ?)。
時間になってぞろぞろと会場に入って行くと、入り口で「予約画面を見せてください」との声が。そんなもんあったっけ?と思いLINEを見返したら、トーク画面に完了のメッセージがありました。ちゃんと予約できてなかったらどうしよう😨と思っていましたが、無事受付を完了。
当日の持ち物
当日その場で教えて貰いながら手続きをする場合、原則はスマホでの提出になるとのことで、
- スマホ
- マイナンバー(+数桁のパスワードみたいな番号)
は必須でした。あとは今回の申告に必要な
- 源泉徴収
- 医療費の計算書類
を用意し、念のため家のパソコンで作った申告書類も印刷して持っていきました。
いよいよ手続き…と思いきや
入り口で簡単な質問フォームを記入後(マイナンバーを持ってるかなど)、再び並ぶこと数分。
いよいよ自分の番がまわってきました。
医療費控除を申告したいこと、自分でやってみたがどうも結果がおかしいのでは、などを伝えたところ、「すでに作った書類があるなら、不備がないかチェックするだけでも大丈夫です。スマホで新たに作成する案内をしても良いですがどうしますか?」
と言われました。スマホのやり方は知っておきたい、でも時間がかかるらしいのでそれは嫌だ…と思い、結局新たにスマホで手続きをするのはやめました。おそらく来年もパソコンで印刷する方法を選ぶと思ったのと、混んでいる会場から早く出たいという気持ちもあり。
その後、書類チェック用のエリア(?)に連れて行かれ、別の人に立ったまま書類チェックを受けました。きちんと数字もチェックしてくれたらしいのですが、瞬速で終わってしまいなんか拍子抜けでした。
結果、作成方法は間違っていなかったようです。つまり、少なすぎる!と思った還付金の金額は間違っていませんでした😭。どうも医療控除は、所得が少ないほど返ってくる金額も少ないようです(そもそも所得税控除とはそういものなのか?)。数字が少ないのは、昨年収入が減ったことによる結果でした。
病気で働けずに収入が減る人も多いはずなのに、なんなんだこの踏んだり蹴ったりな仕組みは😢…と頭の中ではグーパンチをしたい気分でしたが、とりあえずやり方は間違っていなかったとわかったので無駄足にはなりませんでした。
書類は裏紙に印刷でもOK
実は当日持っていた書類は確認用のつもりだったので、家のプリンターで裏紙に印刷したうえ、インクも滲んでいたのですが、まったく問題なく受け付けて貰えました😮。
受領印を押してもらう控え用の紙も持って行かなかったのですが、代わりに受領書のような紙を貰えました。今までわざわざコンビニで印刷していた自分はなんだったのだろうかと思いつつ、来年からの作業はもっと楽になりそうです。
まとめ
ということで、今回わたしがわかったこととしては
- 相談会場の整理券を貰うには朝10時ですら遅いかも
- 相談会場の予約はLINEでも可能(おそらく自治体によります)
- 医療控除の確定申告は自力で可能(領収書を見て合算するのは面倒だけど)
- 申告書類の印刷は裏紙でもOK
- 収入が少ないほど所得税の還付金は少ない
ということでした。
ちなみに、提出のみなら整理券は不要です(税務署前のポストに入れるのと同じことですしね)。
来年は裏紙に印刷して提出だけで済ませる!と今から意気込んでます。
ということで以上、「医療費控除がわからず確定申告の相談に行ってきた」でした!