以前、診察に行った初めての病院で発達障害と診断された話を書きました。その後結局、そこの病院はやめて、遠くなってしまったけれども以前通っていた病院に行くことにしました。
薬が6種類から通常の1種類に戻る
初めて行った病院では、いきなり6種類も薬を貰いましたが、以前通っていた病院に行ってそのことを話し、結局は、もともと飲んでいた薬1種類に戻りました。症状が重くなった時のための頓服や眠れないときの薬は、昔に貰ったものがまだ手元に余っていたので、辛い時はそれを飲むようにと。
発達障害は気にしなくてよい
先生が言うには、1度見ただけで発達障害と決めるのはおかしい、人には多かれ少なかれ向き不向きがあるもの。48年間問題なく生きてきたのだから気にしなくてよい、とのことでした。
今の症状は適応障害だから、薬でメンタルを普通の状態に戻すことと、環境を変えることが重要と言われました。
今後どうするか自分で思ったこと
環境を変えるということは、職場に報告をして何かしらの対応をお願いしないといけないので(原因となっている状況を変える)、正直気が重いです。
でも、やることが明確になったのと、発達障害を考えなくて済んだのは良かったです。
人によって診断結果が変わるメンタルの病気は本当に厄介です(メンタルに限らず)が、わたしは今まで見てくれていた病院に通い続けることにしました。整理するとこんな感じです。
今までの先生を選んだ理由:
- 今の先生の方が自分のことを長く診ている
- 診断結果に納得感がある
新しい方の先生が駄目だと思った理由:
- 初見だけで病名を判断するのは早すぎる
- 質問内容もはじめから決めてかかっている口調だった
- 薬の量が多い
- ネットの評判が最悪だった
4に関しては正直そこまで気にしていませんでしたが、自分で通ってみて「やっぱり」と思ったためです。
新しい先生の言っていた「発達障害を先に直さないとダメ」というのは、100%信じないわけではありません。確かに、不安障害の根本にある原因は他にあるのではと思ったこともあります。
でも、48年間の人生を送っていて、今さらそれに立ち返っていろいろ原因を調べても、それに費やした時間に見合う解決にはならないと思っています。だったら、その時間をもっと生産的なことや楽しいと思うことのために使いたいと思いました。
先生が、今さら気にしなくて良いといったのも、そういった理由だと思います。
病名は目指す先への解決指針でしかない
辛い現状があって、それを解決したい。目指したい先(辛くない状況)がある。病名はそこに行きつくために、どんな解決方法があるかを知るための手段でしかないと思っています。
その解決方法が何かと考えた時に、発達障害という病名は何かとても遠回りで、間違った方向のような気がしました。よって、今は適応障害という状況から抜け出すことを第一に考えます。
とはいえ、いずれは何の薬もなく生活ができればと思っています。なので、また平常に戻った時には、発達障害の本も読んでみて、自分が不安に思う根本原因を探ってみるか、またはカウンセリングで「考え方の癖」を変えるといったことも、やってみても良いかなと思っています。