探し方を180℃変更~おひとりさまマンション購入までの道のり⑩

マンション購入までの活動日記

アラフィフの独身が40代ぎりぎりでマンションを購入するまでの経緯を当時の日記を見ながら書いているマンション購入日記。前回の続きです。

このブログを書いた人:ぷーたん2号

地味に会社員を続けているが、メンタルが弱い(不安症)ためか、一つのことを考え始めると頭から離れず執着する性格。マンション購入においてもいろいろと調べ、悩み、条件を変え、歩き回った末にやっとこさ希望の物件の購入に至る。

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探し方を変える

2020年1月にマンション探しを始め、コロナで中断、6月から活動を再開し、すでに8月に入っていました。ここまで来るのに、新築→中古→築古中古+リノベと探しましたが、どれも見つからず、さらに条件を緩めるしかないと考え直しました。

ここに至るまでも、いろいろと条件は緩めてきたのですが、緩めた条件と死守した条件があるので、ちょっと整理してみたいと思います。

■緩めた条件:

  • 沿線やエリア:当初の希望から沿線やエリアの候補をやや広げて検討
  • 築年数:30年以内→築古も視野に
  • 金額:探していた当初より下げる→やや戻す

■緩めなかった条件:

  • ペット可
  • 2階以上
  • 窓・ベランダからの景観(「窓を開けたら隣の壁」状態でないこと)
  • 駅からの距離

■明確に計測できるものではなかったが一定レベルで死守していたもの

  • 周辺環境:治安、生活しやすさ
  • 共用部分:古すぎないか、清潔か、管理が行き届いているかなど

この頃は、物件を探し始めて正味3か月くらいが経過していました。

なお、金額に関しては、6月頃に設定していた条件よりも逆に上限を下げましたが、あまりに見つからないので少し緩めるという流れでした。

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さらにどの条件を緩めるか

エリアの条件を広げる→ダメ、リノベを前提に築古も対象に入れる→ダメ、となり、いろいろ条件を緩めたにも関わらずなかなか見つからない状態だったので、これ以上どこを緩めるかかなり悩みましたが、やはり候補の物件をもっと増やすために一番インパクトがあるのは、エリア・路線を変えることだという結論に至りました。

この結論は、築古の物件まで探して見つからなかったことで決心がつきました。

厳密には、条件に合致する物件はあったのですが、共用部分の古さや駅からの道のりなど気になる点が多かったというのは前回の記事で書いた通りです。

決め手となったのは、自分としてはさほど良いと思わない割に値段が高いと感じていた物件が、ほどなくして売れたことでした。
あの物件がすぐに売れてしまうくらいなのだから「このエリアはわたしの予算に見合う相場でない」と見切りをつけることができたのです。

幸いリノベ会社に物件を紹介してもらったときに、意外と他にも候補になりそうなエリアがあると知り、知らない駅を開拓していこうと決めました。

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内覧前にエリアをリサーチ

ここからしばらくは、候補のエリアや最寄駅探しに時間を使うことになります。

この頃から、条件に合致する物件があったら、不動産屋に連絡をしたり、内覧を申し込んだりということはせず、先に自分でその物件を見に行くということを繰り返していました。

具体的には、物件のある駅の周辺や駅からの道、物件の外観や入り口などを確認するということをしていました。
また、時間に余裕があれば、最寄り駅の隣駅まで歩いたり、他の駅で降りたりして、他に良いエリアがあるかなども探すということをしていました。

こうした下見を先にすることにしたのも、いろいろな物件を見てまわった結果、
自分にとっては、周辺環境や建物の共用部分が内装同等(もしくはそれ以上)に重要だと思ったからです。どんなに間取りや内装が良くても、立地や環境、建物が良くなければ選ばないということがわかったので、良さそうな物件を見つけたら、内覧より先にエリアや建物を見に行くことにしました。

もちろん、すべての物件でそれをする時間もお金もないので、ネットでエリアの情報を調べたり、Googleマップで駅周辺や物件までの道のりの画像を見てみたりしました。
自分の家から近い物件の場合は、仕事が終わってからあえて夜に見に行くこともありました。
駅周辺や物件までの道の人通りや明るさは、夜に歩いて問題がなければ、昼間も大丈夫だからです。

これは物件を探している人で安全面を気にする人すべてにおすすめしたいです。
物件を見に行くなら天気の悪い日や夜をおすすめします。
天気の良い日ならたいていの物件は素敵に見えますが、悪い条件下でも良く見えるかどうかで自分が本当に満足できる物件かが判断できます。

今でも思い出します。気になる物件を見つけたので、暑いなか、真っ暗な道を歩いたことを。
自分が使っていた駅の隣駅の物件でしたが、1つ違う駅なのに、なんでこんなに人通りが少ないのかと思いました。
まだ20時なのに真っ暗。まじ怖いんですけど…と思いながらスマホを片手に歩いていました。たどり着いた物件は、外観こそ良くて気に入りましたが、「この道はないわぁ」と思いやめました。

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2000万円の物件が即完売

もちろんそんなことをしていると、買うチャンスを逃すこともあります。
あるとき築浅で条件にあったワンルームが2000万で売りに出されていました。
ほぼ奇跡の値段です。

最寄り駅は今まで利用したことがない場所だったので、まずは仕事が終わった後に行ってみることに。物件までの道のりは、飲み屋が多かったものの、店も開いていて、そこそこ明るく、なかなか悪くない!と思いました。

まったく候補外のエリアだったため悩んでいたところ、ほどなく売れてしまいました。
宅配ボックスがなぜか屋外にあるなど気になる点はあったので、安いなりの理由があったのか、売主が少しでも早く売りたかったのか、今となってはわかりませんが、後にも先にも見かけないお得物件でした。

ただ、こんなふうに候補の物件が売れてしまっても焦ることはなく、そんなときは「縁がなかったんだな」と思い、意外にすっきり諦められました。

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帰るのが憂鬱にならない家が理想

周辺環境や共用部分を重視するのには、「電車を降りてから家に帰るのが憂鬱にならない」ということにこだわっていたからです。

憂鬱なんてそのときの気分や状況によりますし、計測が難しいというのは分かった上であえて重視をしていました。これはわたしのメンタル的な問題もあれば、実家の周辺が何もない住宅街でずっと嫌だったということも関係していると思います。

「憂鬱にならない」を具体的に分解すると、残業などで帰りが遅くなった時や疲れた時でも、駅が明るくて店も開いている、治安を気にせずに家に帰れる、といったことです。

リモートワークになった今なら、そこまで重視しなくても良いのではという気になりますが、例え昼間でも、人通りの少ない住宅街は憂鬱に感じてしまいますし、場所によっては危険なところもあります。

仮に一人暮らしでなかったらどうかとも考えましたが、あまり変わらないと思います。
誰かと住んでいようと、家路まで一人なのは変わらないですから😑(事件にあった場合の発覚が早くなるという違いはあると思いますが)。

最初はわからなかったこだわりも、物件を見ていくうちに明らかになっていったので、条件や優先度が決められないという場合は、実際に物件を見て気に入った点やそうでない点、その理由を自分なりに振り返ってみると良いと思います。

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