アラフィフの独身が40代ぎりぎりでマンションを購入するまでの日々を書いたマンション購入日記。前回の続きです。
このブログを書いた人：ぷーたん2号
地味に会社員を続けているが、メンタルが弱い（不安症）ためか、一つのことを考え始めると頭から離れず執着する性格。マンション購入においてもいろいろと調べ、悩み、条件を変え、歩き回った末にやっとこさ希望の物件の購入に至る。
1LDKの新築マンションに内覧へ（続き）
中古となる物件を探していたところ、ひょんなことから（この表現まだ使うのかな？懐かしい感じ）新築の物件を見つけ内覧へ。
周辺環境、共用部分、部屋の間取り、窓からの眺め、どれをとっても今までで一番希望に近い、やっと見つけた希望の物件！と思ったものの、あくまで冷静を装い（のはず）、気になっていたことを不動産屋に質問してみました。
それは、マンションが1LDKの間取りしかない、いわゆるシングルタイプの物件であるという点です。
当初、できればシングルタイプとファミリータイプが混在した物件の方が良いのではと思っていました。
理由は、
- ファミリー向けとシングル向けが混在しているマンションの場合、単身向けの部屋はほぼ原価に近い価格設定となっていてお得である（「幸せマンション購入術」の書籍でも混在タイプを勧めている）
- ファミリー向けと混在していた方が、家族連れなども多い。ご近所づきあいなど煩わしいこともある反面、お互い顔を知っている方がいざというとき助け合いができて安心（エッセイストの岸本葉子さんも、この理由でファミリータイプを選んでいた）
ということからです。
逆に、単身者向けのマンションが嫌だなと思っていた理由は、
- 賃貸に出すなど投資目的で借りる人がほとんどで、どんな人が住んでいるかわからない。
- 同じ理由で、マンションのメンテも管理会社にまかせっきり（よって会社がひどいと適当になるリスクあり）
といったことです。
自分のことを棚に上げてなんですが、独身者だとどんな人がいるのか心配だなぁと思っていました。もちろん家族がいるからとか、仕事があるからとか、役職についてるからとかなどが＝イコールまともな人という保証は一つもないのは世間のニュースをみても明らかですが（過去に出会ったあんな人やこんな人も回想）。
ただ、実際に過去に住んだボロくて安い賃貸では変な人も（いきなり隣の人のドアを「うるさい」といって蹴りを入れていたなど）いたので、やっぱり独身者タイプの住居はちょっと不安でした。
そこで、シングルタイプよりファミリータイプと混在の方ができれば良いと伝えたところ（もちろん、この時点でそんな贅沢は言っていられないのですが、懸念点を解消するための質問です）、それに対する担当者の回答は
- 単身向けのマンションはファミリータイプと違って共用部分にお金がかからない。改修においても、ファミリータイプと違って家族向けの設備にお金をかけようといったことにはならない
- 賃貸に出す人が多くても、賃料が高くなるので怪しい人が借りるリスクは低い
といった内容でした。
おそらくこういった質問に対する切り返しの回答を用意していたのだと思いますが、なかなか上手いなと納得してしまいました。
賃料に関しては、その時点で貸している人は1～2件しかおらず、実際に賃料を聞いたところ（担当者の話を信じるならば）、今まで自分が住んだどの賃貸よりもはるかに高かったです。
ただ、共用部分に関しては、シングルタイプでもマンションの入り口が広かったり、豪華な照明があったりと、いくらでもお金をかけているマンションもありますし、ファミリータイプでも必要最低限のものしかない物件もあると思うので一概にはいえないと思いました。
賃料に関しても、確かに普通のワンルームよりはずっと広いので高くなるのはわかりますが、今後5年先、10年先のことはわかりません。
今はまだ少ないですが、同じようなやや広めのワンルーム物件が周囲に増えてきたら、価格競争で値下がりもあり得るだろうと思いましたし、そもそも賃貸で借りる部屋にそこまでお金をかける人がいるのだろうかという疑問もありました（決してお金持ちの住むエリアじゃないので）。
よって、完全に納得したわけではなかったですが、ファミリー向け混在タイプとのメリット・デメリットという点でこの物件を考えた時、そこまで懸念すべき点ではないと考えました。
ほぼ余談：意外に若い人が借りている？
自分のことを棚にあげて、ご近所がどんな人か心配していましたが、意外だなと思ったのが若い人が多いということです。
この物件には何回か足を運ぶことになるのですが、他に内覧に来ている人を見たら、親子で来ている人（明らかに借りるのは子供・見た目20代後半？）がいたり、すでに住んでいる人かと思い声を掛けたら「娘が住んでます」と言われたりと、意外に若い人が多いことにびっくりしました。
わたしが若かったころは、まだマンションを買うことも考えておらず（転職したときのため賃貸が良かったというのもあるが）、そんな貯金もなく、親の出資や生前贈与などももちろんなく、マンション購入などは1%も考えていませんでした。
今の若い人はどれだけお金持っているんだろうか、もしくはお金持ちなのだろうか、などと疑問に思いつつ、これなら賃貸に出す人も少ないかなとその時は少し安心しました。
