マンション管理の良し悪しはどう見分ける?

マンション管理会社の良し悪し マンションの選び方・調べ方

「マンションは管理を買え」という言葉は、マンション購入を検討している人には耳タコかもしれませんが、それだけマンションにとって管理の質は建物と同じくらい重要です。

とはいえ、入居前のマンションの管理状態は、ぱっと見ただけでは判断しづらいです。
そこで今回は、わたしが中古・新築マンションを探した際に、実際にチェックした点をご紹介します。

(なお、わたしは不動産のプロではないため、一個人の体験や意見としてお読みください。周囲に聞ける人がいないといった方の参考になればと思っています)

このブログを書いた人:ぷーたん2号
40代アラフォー(というかほぼアラフィフ)でマンションを購入。地味に会社員を続けているが、メンタルが弱く、一つのことを考え始めると頭から離れず執着する性格。マンション購入においてもいろいろと調べ、悩み、条件を変え、歩き回った末にやっとこさ希望の物件の購入に至る。
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マンションの内覧で現場チェック

中古マンションはもちろんですが、新築でも居住が始まっているところはいろいろと管理状況を確認できます。特に、内覧に行った際は実際の建物内外を直接見ることができるので、現場チェックができる貴重なチャンスです。

わたしの場合は、案内される順にあわせて、だいたい以下のように確認をしていました。

入口(エントランス)

まずは、マンションの入り口を確認します。掃除がされているか、郵便受けがあふれてないかなどを見ていました。

実際に内覧したなかで、エントランスが気になるほど汚れていたところはなかったです。
むしろ、入り口が暗すぎるのが気になる物件が多かったです。そのため汚れが目立たなかっただけかもしれません🙄。

エレベーター

エレベーターがある場合は、エレベーター内の汚れや、非常ボタンの有無などを見ていました。
わたしはあまりエレベーターを使う予定はなかったので、さらっと見る程度でした。

廊下

次に、エレベーターを降りてから、部屋までの廊下をチェックします。
特に隅の方に汚れがたまっていないかや(小姑か?!😒)、廊下に物が置かれていないか電灯が切れていないかという点をチェックしていました(暗い廊下に蛍光灯がチカチカしてたらちょっと哀しい)。

昼間の場合は電気がついていないこともあるので、その時は代わりに廊下が明るいかを見ていました。ある物件では、曇りの日だったせいか昼間から廊下や階段が暗すぎて、ちょっとコワかったです。慣れてくれば気にならないのかもしれませんが…。

また別の中古物件では、明らかに共用スペースと思われるドアの外に、思いっきり私物を置いている人がいました。傘や子供の外遊具などならまだわかるのですが、「部屋に入りきらないものを棚ごと外に置きました」的な感じだったので、ここまで堂々と置くのもどうかなぁ…とちょっと引きました😐

階段

内覧の際は、エレベーターで室内に案内されることがほとんどですが、帰る際は必ず階段で降りてチェックするようにしていました。

普段は階段を使いたいと思っていたというのもありますが、特にエレベータがある物件は階段の手入れがあまりされてない可能性もあるためです。
逆に、階段がきれいな物件は、たいてい他の場所もきれいだったと思います。

わたしが見た物件では、極端に汚れているということはなかったと思いますが、階段に土嚢が置かれている物件があり、これはどういうことかな?と思いました(管理以前に建物大丈夫か?)。

掲示板

最後に建物を出る前に、掲示板をチェックします。エントランスチェックと一緒に見ることもあります。

チェックする点は、掲示内容と貼り方です。
内容については、きちんと住人に必要なことを伝えているか(非常時の連絡先や定期点検など)や、トラブルがないか(住民同士の苦情など)を見ていました。

貼り方については、とある担当者に「管理が良いところは掲示板の貼り方もきちんとしている」と聞いて以来、丁寧に貼ってあるか見るようにしました。確かに一理あると思います。

自転車置き場

建物を出た後は周辺にある共有スペースをチェックします。
わたしは自転車を使いたかったので、自転車置き場は必ず確認するようにしていました。
自転車がぐちゃぐちゃに並んでいないか、出し入れが嫌になるような状態ではないかなどを見ていました。

(ちなみに、以前住んでいた賃貸では、半屋内で自転車ラックに止める方式でしたが、暗くて汚くて死角にあったので、なるべく近寄りたくないエリアになっていました💦)

ゴミ置き場

最後に、自分にとっては鬼門のごみ置き場を確認しました。

やや潔癖症気味のところがあるので、できればゴミ置き場は見ずに済ませたいのですが、住むことになったら頻繁にお世話になる場所です。

ゴミ置き場では、きちんとゴミが分別しやすいようになっているかや、ゴミが散らばってないかなどを見ていました。

その他

以上が内覧の際に主にチェックしていた個所ですが、その他にもベランダの状況(散らかったりゴミが置かれたりしてないかなど)なども見ることもありました。
マンションの設備によっては、他にチェックするところもあると思います。

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書面やネットでのチェック

現場チェックとあわせて行っていたのが、物件情報や資料などの文字情報による確認です。

管理形態がどうなっているか

物件情報には管理形態がたいてい載っているので、まずはそこを確認します。

管理形態には

  • すべてを管理会社に任せる「全部(面)委託」
  • 管理会社に一部の作業のみ依頼し、それ以外は住人が行う「部分委託」

があります。

全部委託の場合が一般的ですが、まれに部分委託の物件もあります。
全部委託より部分委託の方が管理費は安くなりますが、住民に負担がかかるのと、人によって質がバラバラになりそうなので、部分委託の物件は選ばないようにしていました。

長期修繕計画の内容

次に見るのが長期修繕計画です。
内覧に行くとコピーを貰えるので、ポイントを絞ってチェックしました。
長期修繕計画の見方に関しては、別記事で詳しく書いてあるのであわせてご覧ください。

管理組合が機能しているか(特に中古マンションの場合)

気に入った物件で長期修繕計画も問題ない場合、さらに突っ込んで管理組合について聞いてみます。理事会が行われている頻度や参加率などを聞き、可能であれば議事録も見せてもらいます。

わたしの場合、中古マンションではそこまで欲しいと思った物件がなく、購入を決めた新築では、居住は始まっていたものの理事会がまだ行われていなかったので、管理組合についてはさらっと聞く程度で終わってしまいました。
もし中古を購入することになっていたら、管理組合が機能しているのかがっつり聞いたと思います。

管理会社について

管理会社については、早い段階で調べることも可能でしたが、わたしはほぼ購入を決めてから調べました。いろいろとチェックするポイントはあるようですが、わたしが確認したいと良いと思っていたのは以下の2点です。

他に管理しているマンション

管理会社が他にも同じようなマンションを扱っているかを確認しました。

やり方としては、まず購入を検討しているマンションの建設会社のWebサイトを見ます。
「なんとかシリーズ」や「なんとかABCマンション地名」のように、たいてい同じようなマンションを他にも建てているので、その物件名から物件情報をチェックします。

それらの物件が、自分の欲しいマンションと同じ管理会社を使っていれば、他にもマンションの管理実績が多くあるから大丈夫だろうと判断していました。
…が、今思うと、単に建設会社と管理会社の癒着?関係もあり得るのではないかと思ったり…🙄。

また、管理会社にまかせっきりのマンションの可能性もあるので、管理しているマンションの数が多ければ良いというものでもないのですが、一つの安心目安にはなるかと思います。

管理会社の評判

一番手っ取り早いのは管理会社の評判をネットで調べることかと思います。
が、実はわたしの場合、購入時に管理会社の評判を調べていませんでした😱。

建設会社と仲介不動産会社を調べるのに手いっぱいで、管理会社はノーマークでした。
ただ、ほぼ購入を決めていた物件だったので、その段階で管理会社の評判を理由に購入をやめることはなかったと思いますが…。

今更ながら気になったので、改めて管理会社の評判をネットで調べてみたら…まぁ評判の悪いこと。腰抜けそうでした😨。

レビューは不満のある人が書きこむことが多いので差し引いてみるようにはしていますが、書きこまれたコメントの中には確かに思い当たる節がいくつかあり、そうそうそう!と言いたくなりました。

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結局のところ

最後に自分の管理会社の評判がひどすぎてビックリしたというオチになってしまいましたが、実際のところ、管理状態は良い方だと思います。

管理会社の担当者にもよると思いますが、結局は理事長の力と理事会メンバーのやる気が管理の決め手なのだと思います。

管理会社は変えることもできるので、住人が積極的に理事会や総会に参加して意見を言えば、担当者も気を抜かずにやってくれてるのではと思っています。

わたしのチェックポイントが、細かすぎるのか甘すぎるのかは定かではありませんが、何かの参考になれば幸いです。
以上「マンション管理の良し悪しはどう見分ける?」でした!


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