マンションを買おうかと思うと、とにかく調べることがいろいろ出てきます。
なにしろ人生最大の買い物、特に結婚も離婚も出産も経験していないおひとりさまの自分にとっては、間違えなく人生のトップ3には入るくらいの大きな決断でした。
なぜ学校では教えないのだろうと思うくらい、いろいろと調べながら恨めしい気持ちになったのを覚えていますT-T。
そこで今回は、おひとりさまの自分がマンションを購入するにあたり、どのように情報収集をしたのか、それぞれに感じているメリットやデメリットをご紹介します。
情報収集には大きく分けて、「マンション購入にあたって知っておくべきこと(ノウハウ)」と「物件そのものの情報」に分かれますが、今回は前者について書きたいと思います。
なお、基本的にすべて無料なので、メリットのなかにはあえて無料である点は書いていません。
インターネット
当然ですが第一はやはりネットです。パソコンやスマホで暇さえあれば調べていました。
メリット:
- 最新の情報が入る
- ピンポイントで探せる
デメリット
- 玉石混合
- やや偏っている(かも)
ネットの良いところはやはり、知りたい情報をピンポイントで探せることと、最新の情報が手に入りやすいところです。
ただ、注意点としては、デメリットでも書きましたが、必ずしも最新のものがヒットするとは限らないという点と、情報の質(信頼性)はさまざまという点です。
対策としては、情報の鮮度を確認するために、記事の掲載日が書いてあればそれを見ておくようにしました。
情報の信頼性に関しては、複数のサイトをみて内容を比べたり、執筆者の記載があるかを見たりなどしました。
また、情報の提供元(中立の立場か)もチェックして読むようにしていました。
特にマンション関係は、上位に表示されるサイトは不動産系のサイトがほとんどなので、場合によってはバイアス(偏り)が入っている可能性もあると思います(例:新築マンションの物件サイトなら、新築マンションに好意的な意見など)。なかにはきちんと第三者目線で書いている記事もあると思いますが、そういって点もあることを踏まえて読むようにしていました。
こういった購入者の体験ブログも良いと思いますが(←自己宣伝?)、当時はブログを探すという発想がなく、偶然に出会うこともなかったので、あまりブログは読まずに終わりました。今さらながら、もっと見ておけば良かったとも思ったり。
動画
ネットとはあえて分けてとりあげました。というのは、動画はネットの記事とはまた違った特徴があるためです。
メリット
- ながら勉強ができる
- 文字よりわかりやすい
- 顔出ししている分、信頼できる
- 中立の立場の情報が多い
デメリット
- 数はそこまで多くない
- 内容を見るまでわからない
- 内容の質はさまざま
メリットの最初の二つは動画サイトすべてに共通することですが、マンション購入に関するネタは意外に良い情報が多いと思いました。
特に、マンションを買うとなったとき調べないといけないことが、お金とかローンとか、こういっちゃなんですが、あまり面白くなく小難しい内容が多いです。その点、動画なら理解しやすいので、ご飯を食べながら良く見ていました。
また、動画の方が、中立的な立場の内容が多い(見つかりやすい)と感じています。不動産系でも個人で仕事をしているためなのか、有益な情報を発信して信頼や認知度をあげることを目的としている人や、情報提供そのものを収入源としているといった人が多いからではと思います。
ただ、デメリットにも書きましたが、内容の質はさまざまであることには変わらないので、そのあたりは見てみて判断するのが良いと思います。
フリーペーパー
在宅になる前は電車通勤だったので、駅にあるフリーペーパーもよく見ていました。SUMOが発行している情報誌が利用する駅によく置いてありました。
メリット
- 最新の情報が手に入る
- 大手の情報誌として信頼度が高い
デメリット
- 家族向けの情報が多い
- 不動産の立場からの情報
その他のフリーペーパーは見たことがないので、SUMO限定になりますが、テーマ別に毎回特集を組んでおり、冒頭の数ページながら、なかなか良い情報がコンパクトに凝縮されていると思いました。相場ランキング、管理のチェックの仕方、耐震制度や管理体制のチェックの仕方などなど、切り取って保存していました。
ただ、家族やカップル向けの情報が多いなと感じたのと、やはりあくまでも不動産を売る立場の会社が出している情報であると捉えて、相場ランランキングやローンの費用などは参考程度に見ていました。
書籍
書籍について、わたしは、マンションの買い方の本を3冊、ローンの本を1冊買って読みました。ほとんどの本が大分昔に買ったものだったので、本をベースに情報を整理したうえで、不足している情報や最新の情報が必要な場合は、ネットで検索するというようにしていました。
メリット
- 一通り網羅できる
- 信頼性がある
- 中立(発行元はチェック)
デメリット
- 多少の出費あり(図書館で借りるという手もある)
- 最新の情報とは限らない(発行年数でチェック)
本のメリットは、知っておくべきことを一通り網羅できる点です。
ネットで検索もできますが、検索ワードなど「何を知っておくべきか」をわかっていないと、そもそも調べようがないので、まずは本で必要なことを一通り知っておくのは良いと思います。
また、これは個人的な意見かもしれませんが、本は必要なことろをピンポイントで読む、必要なときにさっと見返す、といったことが一番しやすいと思っています。
ライブラリーやコンサルタントなどのサービス
特定の不動産企業に縛られずにマンションの情報提供や紹介をしている企業があるので、そういったサービスを利用するのも良いと思います。以前に紹介した「女性のための快適住まいづくり研究会」などもその一つです。
メリット
- 情報が網羅されている
- 中立(の可能性が高い)
デメリット
- 数が少ない
- 場合によっては有料
ただ、デメリットにも書いた通り、わたしが探した限り、まだそういったサービスを提供している会社はあまりないです。
また、不動産会社から紹介料を貰って成り立っている場合は、多少の偏りはあるかもしれません。
購入金額をいくらに抑えるべきかやローンの組み方など、お金関係のことであれば、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するとうい方法もあります。不動産屋によってはFPを無料で紹介してくれるところもあります。
無料というと怪しい感じがしますが、紹介をしてもらうことでFPとしては将来の顧客得られるというメリットがあるのだと思います。不動産屋に情報は共有されない(はず)なので、情報収集という観点では利用してみる価値はあると思います。わたしも一度、診断をしてもらいました。
ローンなどのお金関係の情報は、内容も専門的になり、一般的な情報ではなく「自分の場合」について知りたいと思うので、そいう意味では相談してみるのがてっとり早いと思います。
不動産屋のFPでなくても、有料になりますが、ココナラ やボイスマルシェといったサイトで専門家を探すという方法もあります。わたしも、マンション購入に関わらず、いろいろな場面でこれらのサイトを何度か利用したことがあります。
有料ではありますが、(提供する側に無料であることのメリットがない限り)有料の方が、お金を払うだけ信頼性のある情報を得られると思います。
(ちなみに、わたしがこのブログを書くメリットは、備忘録、文章を書く楽しみ、以外にはお小遣い稼ぎです。みなさま、清きワンクリックを^ ^ )
友人・知人
周囲に購入した人がいれば、何よりも頼りになる情報源だと思います。
わたしは幸い、周囲に一人同じような独身女性のマンション購入者がいたので、いろいろと質問をすることが多かったです。
ただ、購入した時期、年齢、収入、その他事情は人によってさまざまなので、当然ながら友人や知人の決め方が自分にあてはまるわけではありません。
最後に決めるのは自分自身という点は変わりませんが、家族や友人など自分が信頼できる人であれば、少なくとも自分のことを思ったうえで意見をくれます。その点ではとても貴重で有難い存在です。
なかなか周囲にそういった人がいない(そもそも40代~50代では、周囲に独身女性すらいないという人も多いのでは)と思いますが、そいういう場合は、(不動産関連のメディアでない)マンションを購入した人の体験談やブログでも良いと思います
もともとこのブログを始めたのも、そういった周囲に聞ける人がいない人の参考になればと思ったため、というのもあります(←自己宣伝)。
まとめ
以上、マンション購入を考えたときに、購入に必要な情報や知識を得るための方法の紹介でした。
今回は、「情報の集め方」であり「情報そのもの(選び方のノウハウなど)」ではありませんが、手段を知ることは情報そのものを知ることよりも応用が利くので役に立つと思います。
いろいろな方法がありますが、わたしの方法をまとめると、一通りの基本は本を読み、足りない情報や最新の情報はネットを活用し、難しい情報は動画を見たり、相談したり、といった方法で情報を集めました。
さらにパソコンで集めた情報を整理してといったことまでやりましたが、そこまでやるかどうかは、個人の性格にもよるのかなと思います。
そうやって調べた情報の中身については、また別の記事で書いていきたいと思います。