前回の記事では、マンション購入後のメリットや良かったことについて、初年度に書いた内容を見返しながら3年目の心境を書いてみました。
今回は、マンション購入後に感じる後悔した（しそうな）ことやデメリットについてです。
なお、マンション購入そのものに対してと、今の物件だから感じることがあるので、分けて書いていきます。
マンション購入後一年目に書いたことの振り返り
初年度の記事では、巷の記事に書いてあったマンション購入後のデメリットや後悔した点について、自分の場合と比較して書きました。その結果、あまり後悔はなかったものの、書いた内容としてはこんな感じです。
- ローンの返済について：返済は厳しくないが、むしろ払い過ぎたかも（そもそもマンションは適正価格だったかも疑問）
- 金銭的な負担について：固定資産税が思ったより高い
詳しくは【購入後一年経過】マンション買って後悔した（しそうなこと）こと・デメリットをご覧ください。
3年目で感じるマンション購入で後悔したこと・デメリット
さて、3年経って心境はどのように変化したでしょうか。
ローンの返済について
ローンの返済がきつい…ではなく、払い過ぎたのではないかという気持ちは未だ感じています。
購入後に繰り上げ返済をした際に「期間短縮型」を選んだのですが、「返済軽減型」（月の返済額を軽減する方）を選べば良かったかもと思っています。
ローンの返済期間が定年後まであるので、その期間を短くしたかったこと、期間短縮の方がコスパが良いこと（利息の軽減率が高い）などから、期間短縮型を選んだのですが、月の返済額を減らす方を選ぶか、そもそも繰り上げ返済に充てる額を少なくすれば良かったかもと思っています。
マンションを買う際は、会社勤めも数年で限界になりそうだから、会社が無理になったらパートで食いつなげるようにしようと思っていました。
そのため、ローンの組める会社員のうちにマンションを買ったというのもありました。
自分としてはリスクに備えてしっかり計画！したつもりだったのですが、それよりの大幅に計画が狂う可能性がでてきました。とういのも、会社を辞めたらパートでと思っていたのが、パートすら無理なんじゃないかと思えてきたからです…。さすがにこの先無職では現金が足りません😱。
ローンと管理費はなんとかなるのでマンションは持ち続けられるけど、食事なし？死ぬわ！みたいな状況になりそうです。
賃貸であれば無職になるのはもっと不安だったかもしれないので、マンションを買ったことそのものより、ローンの返済計画を誤ったか？！的な後悔といえます。
ただこれについては、結果論的な面もあります。
マンションを買って良かったことの記事で、「生活スタイルを変えるきっかけになった」と書きましたが、マンション購入を機に、自分にとって大事なことは何だろうと考えるようになり、そう考えた時に、会社勤めは無理だと一層感じるようになりました。
生活スタイルを変えるきっかけは、マンション購入に限らずいろんな機会があると思うので、あくまでわたしの場合はそうだったという個人的な感想ですが。
なお、以前は「そもそもマンションが自分の収入に対して適正価格だったか、高すぎたんじゃないか」という疑問もありました。
時々、新築や中古マンションの物件サイトで、巷の価格と自分のマンションの購入価格を比較するということもしていたほどです。マンション価格が予算を超えていたことを後々まで引きずっていたような状態でしたが、これについては、なぜか最近はあまり気にならなくなりました。
マンション価格が高騰しているせいでしょうか…🙄。
金銭的な負担について
1年目の記事では「固定資産税が予定より1～2万円高いのが、思った以上にストレス」と書いていました。
この点については今も同じ気持ちです。今年になってさらに少し値上がりしたことでストレスも増えました😑。
固定資産税は、土地や建物を評価する人が3年に1回のペースで評価額を出すという理解でいますが、その時期が今年だったのか？特に土地も建物もグレードアップしてないのになんであがる？みたいな不条理感です。マンション価格相場の高騰による影響でしょうか。
数千円の違いですが、今後の資産計画もそれを見越してやっていかないとと改めて思いました。
また、買う時はあまり気になっていなかったのですが、マンションの入り口にある共有スペースも無駄だなぁと改めて感じています。たいしたスペースではないのですが、こういった部分も固定資産税に影響します。
1LDKのマンションならどの物件でも入口の広さは大差ないかと思いきや、今思い返すと、内見した物件の中には1階に小さな噴水があるものなどもありました。共用スペースが広いほど余計に固定資産税がかかると思うので、それに比べれば自分のマンションはまだ質素な方で良かったとは思いますが…🙄。
生活スタイルがさらに変わるかも
1年目の記事では書いてなかったことですが、最近になって感じるようになりました。
マンション購入後良かった点で「生活がシンプルになり、大事なものが何か考えるようになった」と書きましたが、さらにそこから将来的に考えが変わるのではないかと思い始めています。
具体的には、
団地暮らしも良いかも…
駅から離れた安い賃貸でも良いかも…
海外暮らしがしたい…
といった考えがよぎっています。
これもマンションを買わなければ思わなかったことなので（当時は考えもしなかった）、後悔というより結果論ではあるのですが。
今のところ、自分にとって住まいは大切であることに変わりないのですが、「快適な住まい」の定義がマンションを買った当時より、この先もっとシンプルになるかもと考えています。
団地暮らしについては、最近、終の棲家を団地にする独身女性が増えていると知り興味を持ちました。ファミリー向けというイメージがあったのですが、同じような独身女性も住んでるなら良いかなぁみたいな。
ただ、団地も物件によっていろいろあるようなので（網戸や換気扇がない、壁が薄い、自治会が面倒など）、実際に調べてみないとわからないのと、そもそも自分は集合住宅が苦手というのはあるのですが。
駅から離れた賃貸については、以前は駅近がマストでしたが、会社を辞めて近所でパートをするなら駅近である必要もないなぁと。また、同じ安い物件でも、駅から離れているという理由であれば、物件自体や周辺環境は問題ない可能性が高いので、そこで家賃を抑えるという手もあるのではと思い始めました。
団地も駅から遠い物件も大人になってから住んだことがないので、本当に住みたいか判断ができませんが、マンションを買ってなければ、お試しで住んでみるという方法もあったかなというのがやや残念な点です。
とはいえ、仮に今が賃貸だったとしても、金銭的・心身的には何度も引っ越したくないので実行するかは怪しいですが。
海外暮らしについてはもはや逃避夢想レベルという気もします。若い頃、アメリカに中期滞在した経験がありますが、結論「暮らしやすさは日本が一番」と思いました🙄。
夢の海外暮らしも1か月くらいなら住居を手放すほどではないので、これは今のところ後悔というほどではないかもしれません。
今の物件を選んで後悔したこと・デメリット
マンション購入というより、今の物件だから感じている残念な点もあります。
購入前からわかってはいたことなのですが、マンションの周辺環境についてです。
マンションを買って良かった点でも環境について触れましたが、メリットと同時にデメリットでもあります。
駅周りが栄えていて、なんでも徒歩圏内で済む点は良いのですが、その反面、人が多く街が汚いという点が3年暮らしていてやっぱり気になります。
メリットの裏返しなので、街のきれいさより便利さを優先したと思えば仕方ないですが、果たして年を取った時にこの人ごみに耐えられるかという点は気になっています。
マンションを探していた当初は、「そこそこ駅周りにお店があって、きれいな街がいい」と思っていたのですが、そういう立地の物件は値段が高いところが多く諦めました。
普段利用する生活圏は人ごみから離れているし、周辺にお年寄りも歩いているので（？）、長く暮らせるとは思うのですが…（希望的観測）。
まとめ
ということで、マンション購入後3年目にして感じている、マンションを買って後悔した（しそうな）ことやデメリットについて書いてみました。
決定的な後悔は今のところありませんが、初年度に感じていたことは変わらず、さらに心境の変化が出てきたなぁというところです。
とはいえ、当分は今の環境に感謝しつつ穏やかに暮らしていきたいと思っています。
以上、「購入後3年目、マンションを買って後悔したこと・デメリット」でした！
