マンションを買うと決めてから購入に至るまでの日々を、当時の日記を振り返りながら書くシリーズ(?)の続きです。
【この記事を書いている人(ぷーたん@独身アラフィフ会社辞めたい)】
2020年に50代手前のぎりぎりアラフォー(というかアラフィフ)で都内に新築マンションを購入。
会社員を地味に続ける独身(離婚歴なし子供なし)。
細く長く心療内科に通う。早期退職を夢みて日々節約。
ここまでの活動について
これまでのマンション探しの記事は一覧はこちらです。
まとめるとこんな感じです。
- 2019年11月:
賃貸の更新時期を1年後に控え、今度こそマンションを買おうかと思う。これまでもマンション購入は何度か考えていながらも行動には起こさなかったが、物件情報をネットで探して資料を請求するなど、本格的に情報収集を開始。 - 2020年1月:
いろいろ悩みマンションライブラリーへ相談。エリアが決められなかったため、イメージを掴むためにもいきなり内覧へ。駅も路線も異なる物件を数件内覧。 - 2020年2月:
家庭の事情やコロナによりマンション探しを中断。地味に物件情報を見ておく日々が続く。 - 2020年6月:
本格的な物件探しを再開。希望のエリアは相場が高く、他に候補のエリアが決められず途方に暮れる。
夜中にふと目が覚めて不安になる。やはりまったく知らない土地は候補から外そうと決める。
今回は、その続きです。
ひたすら検索の日々
改めて候補のエリアを以下の条件として、ネットでマンションを検索する日々が続きました。
- 今(当時)住んでいる場所の最寄駅に、自転車で行ける範囲(路線は違っても近隣の駅)
- 今(当時)利用している駅と同じ沿線上のエリア
ここからしばらく数か月間は、中古物件を中心に検索する日々が続くことになります。この頃から大分本気で「マンション買いたい」モードが高まっていったと思います。
仕事が終わっては検索、お風呂でスマホを見ながら検索、友達と会うまでの待ち時間に検索と、時間さえあればマンションのサイトやアプリで物件を検索していました。
ほとんどの検索サイトでは、検索条件を保存してアラートで通知されるよう設定できるので、そこまで頻繁に見ている必要はないのですが、何しろ条件に合致する物件が少ない。
そこで、条件を変えては検索をして、あーだこーだと考えていました。
ネットで見つけた物件に問い合わせてみる
6月も終わり近くなったころ、ネットで気になる物件を見つけ、早速問い合わせてみました。
希望の沿線のエリアで、駅も二路線が使え、駅周辺にお店も多くて栄えているところでした。
問い合わせた不動産屋は、知名度もある大手の不動産会社の一つで、自分が希望している沿線のエリアで特に物件情報を持っているようでした。
担当の人は30代くらいの男性で、良くも悪くもいわゆる不動産屋の担当という感じの人でした(どーいう意味?)。
その不動産屋では、興味のある物件があると、内覧の際に、物件に関する詳しいデータ(災害指定区域なども含めて)をファイリングして貰える点が良かったです。内覧をした物件が気に入らなくても、周辺の物件を探すときに参考にしていました。
その頃は、条件に合致する物件が少ないとはいえ、まだ予算の上限を高めに設定していたので、いくつか候補の物件が見つかりました。
当時のやりとりメールを見返してみると、最初に内覧した物件は実際に購入したものより200万円くらい高かったです。(その頃はまだ、購入予算を下げることになるとは思っていなかったですが、買わなくてヨカッタネ)。
この頃の購入予算の価格設定は、FPの人の判断では「大丈夫」、自分の判断は「会社勤めで若干給与が下がった場合でも、たぶん大丈夫」という結構なギリギリラインでした。
この不動産屋さんには、その後も何件か物件を紹介してもらいました。最初に問い合わせたのが6月だったのですが、それから約2か月間、おそらくこの不動産屋経由の紹介だけでも4~5件は内覧に行ったと思います。
内覧を続けた結果…
7月に突入し、日に日に暑くなる中せっせと内覧に行ったものの、結果的に「これだ!」と思える物件は残念ながらありませんでした。
確かに条件には合致するものの、内覧に行くと何かしら気に入らない点があったためです。
もともと相場の高いエリアで、なんとか予算に収まる物件を探そうとするから、何かしら大きなマイナス点が伴うのだという結論に至りました(逆に、マイナス点がなかったら、相場通りの手の出せない値段になるはず)。
そのマイナス点が自分では気にならないものであれば良いのですが、
例えば、
- マンションまでに急な上り坂がある(年取ったら無理だなこれ…みたいな)
- ベランダの目の前に電柱がある(台風で電線が切れて吹っ飛んでこないかな…)
といったような、どうにも妥協しづらい点でした。
その他にも、間取りやキッチンなど希望とは違う部分があり、それだけであれば些細な点だったのですが、自分にとっては若干「身分不相応」と思える価格帯だったことから、希望に合わない点が値段に比例してさらに気になってしまいました。
今思うとやはり買わなくて良かったと思います。
理由は、土地や周辺状況に関するものは、
- 自分では変えようがなく将来的にも変わる可能性はほぼない
- 同様にマイナスに感じる人がいた場合、売るときにもネックになる
と思ったからです(もしこういう物件に住んでいる人がいたらすみません。あくまで個人的意見です)。
自分がとても気に入っていて、一生住むつもりなら、売りづらさ(=資産価値)は二の次でも良いと思いますが(特に選択肢が少ないなかでは)、当時は資産価値もかなり重視していたので、やはり売りづらさはネックだと考えました。
条件を変えることを決意
今の条件では探していても見つからない、仮に見つかっても、何かしらマイナス点がおまけにくっついてくると判断した結果、もう少し条件を緩めることにしました。
ただ、どこを妥協すべきががわからなかったので、二つの方向で探し始めました。
一つ目は、築年数です。
それまでは築年数30年以内で探していましたが、「新耐震であれば30年以上でも良い!」として、「築古の中古+リノベーション」という条件で探すことにしました(リノベーションを前提として中古を探す)。
中古でもリノベーション済みの物件もありますが、最初からリノベーション物件を選ぶと、外側だけ見栄えが良くても配管など内側がどうなっているかわからないため、変な物件にあたるのが心配だったためです。
ただ、築年数や耐震性は自分でもかなり重視していたので、決断するまでには相当いろいろ悩んで調べました。
もう一つはエリアです。
希望の沿線のなかでも、あまり人気のないエリア(将来的にはおそらく発展)も候補にして探すことにしました。
二路線以上利用可能な駅や特急停車駅といったところは諦め、駅周辺も何かしらお店があれば良い(住めば都!)として、候補のエリアを広げていることにしました。
この条件を決めるまでにも紆余曲折があり、わたしの物件探しはこの後も数か月にわたり続いていきます。
とういことで、続きはまた次回。