アラフィフの独身が40代ぎりぎりでマンションを購入するまでの日々を書いたマンション購入日記。前回の続きです。
このブログを書いた人:ぷーたん2号
地味に会社員を続けているが、メンタルが弱い(不安症)ためか、一つのことを考え始めると頭から離れず執着する性格。マンション購入においてもいろいろと調べ、悩み、条件を変え、歩き回った末にやっとこさ希望の物件の購入に至る。
内覧で気に入った物件をさらに調査
条件に合致した物件をネットで見つけ、内見でもほとんど申し分がなかった、今までで一番希望に近い物件。しかし、もちろん「即買います!」というわけにはいかず、懸念点や調べるべきことはまだまだありました。
マンションの構造、修繕計画や管理体制、不動産会社や建築会社は大丈夫か、などなど。
不動産を買う時に一番怖いのは、購入した物件が欠陥住宅だったということではないでしょうか。
とりあえず扱っているハウスメーカーの評判を調べてみたところ…
悪い。
どちらかというと、いやどちらかといわなくても、レビュー評価が低い。
せっかく良い物件を見つけたのに、心底がっかりしましたorz。
内容を見ると戸建てに関する悪評が多く、どうも安かろう悪かろう的な物件だったリ、不具合に対する対応がひどかったりなどのようです。
マンションではそこまで悪いレビューは見つかりませんでしたが、同じ会社なら質は変わらないんじゃないかと思いました。不具合に対する対応などは、物件に関わらず会社の体制や質なのだと思いますし。
最終的には購入した理由
不安は残ったものの、結果的にはこの物件を購入することになりました。
理由は、
- すでにその会社が扱った同じシリーズのマンションが他にも数年前からあり、マンションに関する悪い評判が見当たらなかったこと
- 一応素人ながらも「不況こそチャンス! シングル女性のマル得マンション選び」の本をもとに構造をチェックしたこと(設計書までは見ていません)
- ハウスメーカーの母体が上場している大手企業であったこと
- 「女性のための快適住まいづくり研究会」でも紹介していた物件であったこと
などです。
大手上場企業だからと言って信用できるとはいえませんが、何かあったときに評判を落とさないようにする努力と補償をする体力はあるのではと思いました(一方で、弁護士などあらゆるリソースを使って自社の否を認めないという可能性も考えられますが…)。
また「快適住まいづくり研究会」で扱っていた物件のため、一定以上の条件を満たしているのかなと思ったというのもありますが、最終的には不動産屋の担当者を信じるしかないと半ば腹をくくった部分もあります。
欠陥マンションに関する話題は未だある
欠陥マンションと聞いて記憶に新しいのが「姉歯事件」ですが、未だにそういった問題はあるのだろうかと思いググってみたところ最近の記事もヒットしました。
数年前に建てたマンションの欠陥が後になってわかったり、長年ハウスメーカー側が否を認めず最近決着がついたり、といった新旧取り混ぜた話題がざっと見つかりました。
幸い最近建てたマンションで人命にかかわるような問題についての記事は、探した限りでは見られませんでした。
また、日本の場合、地震大国だけに建築の技術レベルが他国に比べても高く、震災による崩壊というのも旧耐震でない限りは大丈夫な場合が多いという記事も見つけました(マンションの管理体制にもよると思いますが)。
参考:耐震性が証明されたマンションの被災状況
とはいえ、後から耐震偽装が発覚し、強制退去まではならなくても自主退去勧告となった場合、「わたしはそれでも住む!」と思っていても、多くの人が出て行ってしまっては管理費が積み立てらないなどの心配も出てきます。その点でも、問題のない物件であることは最重要です。
素人に判断は難しい
欠陥住宅の記事を見てみると、杭がどうのとか構造に関する話になるので、当時の自分の日記を見ると「素人にはわからん」と書いてありました。
先ほどの「シングル女性のマル得マンション選び」の書籍などをもとに事前チェック項目なども作ってみましたが、それでも設計書は素人にはわからない(本当に調べたい時は一級建築士を連れて設計書を見てもらうしかないよう)。
もし中古物件であれば、今まで紹介を受けた不動産会社の中で一番信頼できそうな女性の担当者がいたので、その人を通して買いたいと思っていたのですが、新築なのでそうはいきませんでした。
「快適住まいづくり研究会」で担当者の方に相談できたのは救いでしたが、今後はもっと、有料でも良いので専門的に第三者としての意見を貰えるサービスが出てくると良いなと思います。
わたしが探していた時にも、そういったエージェント的なサービスはありましたが、まだ東京では数が少なかったこともあり利用しないで終わりました。
こんな高い買い物なのに、そういうサービスが普及しないのは、成約しないと利益にならないので商売になりづらいからでしょうか…(人材サービスだと成立しているビジネスモデルですが)。
ちなみに、後から知りましたが「快適住まい~」も、ネットの評判をみたところ良くない意見も多くみられました。紹介料をもらっているという情報もあり(それを明言していれば問題ないと思いますが)、すべての物件から公平に紹介対象を選んでいないかもしれませんが、少なくともわたしの担当してくれた女性の担当者は良い方だったのではと思います。さきほど触れた書籍で得た知識も物件選びの際には役に立ちました。
ということで話が少しそれましたが、ハウスメーカーに対する不安は残りつつも、さらにこの物件に対するリサーチを進めていくことになります。
つづく。