一年間光熱費をモニターしていて、ガス代、電気代、水道代、どれも高いなと気になっていました。
たまに他の節約ブログや動画を見ていると、なんでそんなに安いの?と思うような人もいて、もしかして住んでいる地域によって違うのではと思い、東京のエリア別の水道料金を比較しようと思ったのですが、残念ながら一覧になっているようなページが見つからず…。
ないなら自分で作ろうと、各市区町村の料金を調べてみました。
結論:東京都内の水道料金はほぼ同じ。一部の市で安いところも
最初に結論から書きますと、水道料金はほぼ同じでした。
苦労して調べた割になんじゃこの結果と思いましたが、一部の市で安いところもありました。
あくまで個人が調べたものですので、最新の料金はお住いの地域の情報を確認くださいませ。
参考サイト:東京都水道局
前提:水道料金はメータ口径で異なる
前提として水道代は各自宅のメータ口径というものによって料金体系が異なります。メータ口径とは排水管の大きさのようです。
13㎜、20㎜、25㎜といったようにサイズがあるのですが、一般家庭では13か20が多いのかなという印象です(各サイトを見た限り)。
わたしが住んでいるところは20mmで(基本料金から判断)、この時点ですでに高くついているという気がしています。
水道料金はわかりづらい
これは調べてみての感想ですが、水道料金って結構わかりずらいです。
料金体系自体もそうですが、市によってどこに掲載されているのか探しずらかったり。
まぁ水道をひねったら水が出るだけで有難いことなので、料金うんぬんと言うこと自体がどうかというのはわかります…、わかりますが、それでも気になったので調べました。
東京都内の水道料金比較
いっぺんに書くと分かりずらいので、基本料金と従量課金をわけて説明します。
基本料金
まず基本料金ですが、調べたところこんな感じでした。
(23区以外の市町村:昭島市、羽村市、武蔵野市などを除いた地域)
23区の方が高いんじゃないかと思っていましたが、どこもほぼ同じです。
若干異なるのが、昭島市、羽村市、武蔵野市です。
上水、下水共に基本料金が高くみえますが、これは従量課金を見るとどっちが得かがわかります。
下水に関しては、23区やその他の市では、基本料金としての記載はありませんが、0m3~8m3で560円とあったので、実質はこれが基本料金にあたると思われます。
ただ、自分の明細をみると、下水にもきっちり基本料金の記載があります。この点はかなり謎です。
従量課金
こちらが使用量に応じた料金です。トータルでわかるよう基本料金とあわせて載せています。
全部を表にすると大変なことになるので、口径は20mmの料金、かつ上水は20m3まで、下水は30m3としました。
下水の基本料金に関しては、23区とそれ以外はあえて「560円」とし、8m3までを0円としました。実質こういうことなのではと(あってますよね?)。
(桧原村も下水が異なるようですが、複雑なので省略しました)
従量課金についても、23区も他の市も同じじゃないか!というのがわかります。
ただ、驚きなのが昭島市、羽村市、武蔵野市。
昭島市、羽村市は上下水とも20m3まで、武蔵野市も10m3の上水まで従量課金が0円です。ちょっとくらい基本料金が高くても、従量課金が安い方が断然良いです。
従量課金の安さはかなり大きい
都内はほぼ一律、ごく一部のエリアは従量課金が実質無料(一人暮らしなら20mmを超えることはあまりないのでは?)という結論になりました。
従量課金が20mmまで0円といのはかなりお得だと思います。
一人暮らしならそこまで水道は使わないので、基本料金だけで済む人も多いのではと思います。
料金が安い理由は良く分かりませんが、これらのエリアは水源が異なるためだと思います。例えば、昭島市の水は地下水なので美味しいというのは聞いたことがあります。
ただ、それを理由に引っ越そう…とまではなりません。
もし、引っ越し先としてこれらのエリアが候補にあがっているなら、選択の際の参考にしてみても良いのではといった温度感です。
都道府県別も調べてみました
結局都内では、ごく一部を除き住む場所により料金差はあまりないことはわかりました。
ということは、わたしが今まで見てきた水道料金の安いブロガーの人たちは、東京以外の在住が多かったのではと思います(今気づいたのか?)。
そこで、都道府県別の料金もついでに調べてみました。
これに関しては、わかりやすい一覧表のサイトがあったのでご紹介します。
参考サイト:水道料金ランキング!1345市町村の順位を公開、6,000円の差も
口径13mm、使用量20m3の料金なのでなかなか参考になるのではと思います。
これによると一番安いのが神奈川で月額2142円。次いで、高知県と静岡県です。
神奈川なら東京の隣ではないですか!引っ越すか神奈川…とはなりませんが。
東京都の水道料金も全国で9位と安い方で、近年人気の福岡県は38位とかなり下の(高い)方のランクです。
ちなみに沖縄は27位とのことです。海に囲まれているから水代も安い…というわけではないです(単純思考)。
もっと自然の多い県が上位に来ているのかと思いましたが、水場が近いのと水を供給しやすさはやはり別問題のようです。
水道料金を安くするには
とうこととで、「巷の節約ブロガーさんはなぜ水道料金が安いのか」について(テーマが変わってるような)、住んでいるエリアのためかと思いましたが、東京の水道料金の安さが全国で9位、東京都内の料金はほぼ一律となると、住んでいるエリアだけが理由でもなさそうです。
いずれにしても引っ越す予定は当分ないので、それ以外にどうしたら水道代を安くできるかを最後に考えてみました。
口径は変えられるか?
まっさきに思いついたのがこれなのですが、調べたところ難しいようです。特にマンションではかなりハードルが高く。「口径=配水管の大きさ」と聞いた時点で、なんか無理そうな響き満載ですしね。
参考サイト:マンションで水道工事はできる? 中古マンションを購入する方は要注意
残る手段は節水(でもストレスは避けたい)
今まで自分が行ってきた節水対策としては、「風呂の残り湯を洗濯に使う」くらいだったのですが、これも続くか微妙です。
一番節水効果があるのはお風呂なので、湯船の回数も意識するようにしていますが、もともと回数も少なく健康的にはお風呂に入った方が良いので、むしろ入るなら湯船にしっかりつかろう(元を取ろう!)くらいの変化です。
残る対策の候補がシャワーヘッドです。
前々からシャワーの水が景気よく出るなーと気になっていました。
シャワーヘッドは、安いものは水量が物足りず、良いものは高いと聞いていたので、探すのが面倒だなと思っていたのですが、最近見つけた候補がこれです。
いろいろシリーズがあるようですが、「節水率50%」と書いてあり評判も良いようです。
SANEI シャワーヘッド レイニーメタリック ホワイト 【約50%の節水効果・ストップ機能付き】 PS-303-81XA-C
シャワーヘッドの料金としては真ん中よりやや安めという感じでしょうか。
引っ越す予定は当分ないので、近いうちにシャワーヘッドを買って、節水効果を試したいです。
以上、「水道料金は住むエリアによって変わるのかが気になり、東京都の水道料金を調べてみた!」でした。