先日、婦人科の定期健診に行ってきました。
待合室で待っていると、当たり前なのですが妊婦さんもいれば、自分のように検診の人、治療に来ている人などさまざまな人がいます。
不安を抱えているという点では皆共通だと思いますが、これから幸せを迎える人とそうでない人が同じ部屋にいるというのは、婦人科くらいではないだろうかと毎回検査に来るたびに思っていました。
わたしは子供が欲しいと思ったことはありませんが、もし欲しかったらこの空間にいるのはしんどいだろうな…と。そんなことを思いながら、自分はなぜ子供が欲しいと思わなかったのか（今ももちろん同じ）について理由を改めて考えてみました。
子供が欲しいと思わない理由
改めて理由を考えてみたら、出るわ出るわ…😅。
8割くらい愚痴になっているような仕上がりなので、不快になりそうな方はスルーしてくださればと思います。
子供がいると経済的に厳しいというのは代表的な理由かと思いますし、もちろんそれもあるのですが、それ以外での理由も多くあります。
理由１：学校と関わるのが面倒くさい
今思うと自分は学校がキライでした。特にトラブルを起こすことはない至って真面目で地味な生徒だったと思いますが、後から振り返ると相当我慢してたことに気づきました。自分が好きでない教科に時間を使うことも嫌だったし、集団行動も苦手。なので高校を卒業するときは、やっと自由になれると嬉しかったのを覚えています。
先生も特に良いイメージはなかったです。小学生の頃は、「先生」という別の生き物みたいに感じていて、中高と成長するに従って「先生って一度世間に出て、普通の会社で働いた方がいいんじゃないか」くらいに思っていました🙄（これを読んでいる教職の方がいたらスミマセン）。
今思うと「あの先生の授業は良かったな」という人もいるのですが、学校という閉鎖的な空間のためもあってか、子供心にはあまり良い思い出もなかったと思います。
で、やっと学校という場所から解放されて自由を手に入れたのに、自分に子供がいたら、またその学校やら先生やらと関わらなくてはいけないわけです。デジャブ感満載で考えただけで憂鬱で面倒くさいです😒。「そんなことくらいで」と思う方もいるかもしれませんが、子供が欲しくない理由の一つとして割とウェイトを占めています。
理由２：家族が面倒くさい
2番目にものすごいのをぶち込んでしまった気もしますが、家族って面倒だなぁとずっと思っていました。
何が面倒って、他人と違って良くも悪くも簡単に縁を切ることが出来ない。切ることは可能だけど、他人と縁を切るより何倍ものエネルギーがいるし、自分にとっても辛いと思います。
だから縁を切るのはよっぽどのことだと思いますが、そこまででなくても家族と仲が悪いと自分のメンタルに大きく影響します。
誤解のないように言っておきますと、今は親や兄弟とも良い関係です。健康で幸せでいて欲しいと願っています。が、それも良い距離の取り方を学んだ故とも思っています。
やっと自分の親兄弟と平和になった家族関係が、自分で子供を持つとまた新たなしがらみができてしまう。自分の子供だからって無条件に愛情を持てるかはわからないし、反抗期とか面倒くさいとしか思えず…（世の中では親子間の事件のニュースも多いですしね😨）。これも子供が欲しいと思わなかった主な理由です。
理由３：世の中生きづらい
なんだかんだ書きましたけど、もし自分に子供がいたらその子の幸せを何よりも願うと思います。
ですが今の世の中は、いじめ、パワハラ、セクハラ、etc…。何かと生きづらい。昔よりは大分人の尊厳も守られて人生の選択肢も増えたように思うけど、それでもこんな受験社会、競争社会の中で、人と違う生き方をするのはすごくエネルギーがいる。
それに加えて犯罪や天災もいつ起こってもおかしくない状況で、こんな世の中に生まれても不幸になる確率の方が高いのではと思ってしまいます。自分でも良くここまで生きてこられたなと思っているくらいなので、果たして子供を産んだとしてもその子は幸せになるのだろうか（幸せになる術を与えられるだろうか）🙄と正直なところ思っていました。子供のいる身内や友人には決して言えませんが、ここだけの話です。
理由4：メンタルがあやうい
そんなこんなで世の中をネガティブに見ているので、子供がいた日には心配やイライラでメンタルがやられる気がしています。子供のことを心配するのは親としては当たり前で、心配だから怒りたくなる（必要がある）とは思います。それも含めて子育てでもあるし、親になることで自分も成長するといったことも理解できるのですが、自分には無理だなぁと感じています。
メンタルがやられた状態の自分に育てられたら子供が気の毒です。不幸な子供が世の中に増えてしまうだけなので、それだけは避けたいと思っていました。
理由5：好きなことに時間を使いたい
結局ここに尽きます😅。要は、理由１～４を乗り越えてでも子供が欲しいと思えるほど、子供が好きじゃないのだと思います。子供が好きであれば、子供とセットで付いてくる諸々の大変なことも頑張れるのだろうし（周囲の協力も必須と思いますが）、子供の笑顔を見て苦労が吹き飛ぶとかあるのかもしれませんが、うーむ、やはり自分はそこまで子供が好きでないと思います。
道を歩いていてベビーカーに乗ってる子供を見ると可愛いとは思います（寝てる時と笑っている時は）。なんて小さくて丸くてぷくぷくしていて可愛いんだろうと😆。でもそこまでです。自分で育てるのはまったく別の問題です。
自分自身がやっと大人になって自由を手に入れて、それでも会社で1日8時間は魂が死んでいるのだから、残りの時間は自分の好きなことに使いたい、そしてそれは子供じゃない…というのが一番の理由だと思います。
子供が欲しいと思える人が羨ましくもある
ということで、子供が欲しくない理由をさんざん書きましたが、一方で、子供が欲しいと思える人が羨ましいとも思います🙄。なぜなら結婚も出産もわかりやすい幸せの形だし、子供を産むことは世の中的にも求められているためです（だから政府も子供のいる家庭に諸々の補助をするわけですし）。
要は、世間的に当たり前のように考えられている幸せの定義だから、それを幸せと思えることはある意味生きていくのが楽なのではないかと。こう考えるのは人にどう思われるかを気にしているからかもしれませんが。心のどこかで「独身・子なし＝可哀そうな人」と思われていると無意識に負い目を感じているのかもしれません。
普段は自由な時間をまったりと楽しんでいて、そういうことはあまり意識しません🙂が、たまに感じるのが初対面の人と話す時などです。この歳だと「当たり障りのない会話＝子供ネタ」になることも多く、そんなときにどう話を合わすべきか考えてしまいます。気を遣われても困るので姪の話などを絞り出していますが、「相手に気を遣わせても」と考えてる時点で「可哀そうだと思われている」という思考が働いているのだと思います😑。
「世間の目」思考がむくむくと湧き上がるのはこんな時ぐらいですが、世間から認められている幸せな姿を見せられる人は良いなと思います。
普段は、世間に理解されていようがいまいが他人を傷つけているわけではないので、自分で幸せだと思うことが一番大事だと思っています。むしろ今は自分に対して「ここまで生きてこられてよくやった😌」と（他人との比較ではなく自分の今までを振り返って）労いたい感がいっぱいです。
ということでやや脱線しましたが、子供を欲しいと思える人が羨ましいと思いつつも、やっぱり自分は欲しくないです。以上「子供が欲しくない理由を考えてみた」でした！
