自己紹介にも書いておりますが、50歳を過ぎてから、正社員を辞めて無職になり、パートに転職しました。人生初のパート生活ですが、長くパートをしている友人からも苦労話を聞いており、パートに対してはあまり良いイメージは持っていませんでした。
そこで今回は、正社員からパートに転職して、イメージしていたことと実際どうだったかについて書いてみたいと思います。わたしのように独身でパートに転職しようか考えている人や、すでに一人暮らしだけどパートで働いている人にとって参考になればと思います。
この記事を書いている人:ぷーた
会社員を地味に続ける独身(離婚歴なし・子供なし・一人暮らし)。
アラフォーと言い続けていたがもはや50代。明日にでも会社を辞めたいと思い続けていたら予想以上に早く限界が到来 →退職→無職→パートに。
早期リタイアを夢みて日々節約。細く長く心療内科に通う。
そもそもなぜパートにしたのか
なぜパートにしたのかについては、以前のブログ記事でも少し書いています。
会社を辞めた50代独身女性に自分だったら聞いてみたい質問(2)
会社を辞めるまでは、学生時代のアルバイトを除き、パートはもちろん派遣すら経験したことはありませんでした。それまでは、「正社員でないと死ぬ・路頭に迷う…😱」くらいに考えており、転職するときも次が必ず決まってから辞めるようにするほど、無職期間や不安定な雇用に対する恐怖感が大きかったと思います。
それが、マンション購入をきっかけに節約生活が身につくと共に、不幸な毎日を過ごしてまでお金を稼ぐ必要を感じなくなり、仕事の限界到来が後押しとなって、「パートでもいいんじゃね?🙄」と思い会社を辞めました。
パートを始める前のイメージと実際:職場について
では実際にどうだったか、思いつくくままに書いてみたいと思います
イメージ:主婦が多く馴染めない
実際:独身でパートの人は皆無だが疎外感はない
確かにわたしの職場でパートで働いている人は自分を除いて全員主婦です。
ただ、一つの職場はパートの割合が少なく男性が多いので、昼休みに子育ての話で盛り上がる…的なシチュエーションはありません。
一方、もう一つの職場(自分は二つの職場で働いています)はほとんどがパートで、ここではたまに子供の話が出るくらいで、基本は各自の机でお昼を食べているため疎外感はありません。小さい会社なので噂話をするスペースがないのも影響しているかもしれません。
独身でパートだからといって変な目で見られる(友人体験談)こともなく、基本的に皆仲が良いです。ここはイメージと違って良かったなと思う部分です。
イメージ:若者が多く馴染めない
実際:若者はいない職場だった
パート(アルバイト)をしているのは主婦か学生がほとんどというイメージがあったので、若者が多くて馴染めないパターンも想定していました。これだけ書くと、どんだけ馴染みたがっているのか自分?😅という感じですが、変にグループができあがっていたり、噂話が好きな職場だったりしたら嫌だなと思っていました。
実際は、選んだ職場によるのかと思いますが、わたしの働いている職場には学生がいません。年下の人はいますが、ほとんどが年の近い人か年上の人が多いです。
前の会社では年寄扱いされていたので(被害妄想?)、むしろ自分の方が若いというのは想定外の新鮮さです。
イメージ:休日に仕事はしない
実際:メールなどをチェックしている人はいる
パートは時間給なので、休日に働く=無給労働はないだろうと思っていました。
ですが、今の職場には、休みの日にメールの返信をしてくる人もいます。これも職場(またはその人)によるのかなと思います。
わたしも正社員時代には、休みの日にメールどころか仕事をしていたこともありますが、メンタルが病むので今は一切したくないと思っています。
メールくらいと思う人もいるかもしれませんが、量が多いと返事すべきかどうかメールを精査するにも時間がとられますし、何より休みの日にまで仕事のことを考えることになります(だんだん愚痴っぽくなってきたな😒)。
幸いまだ休日のメールチェックは強要されていないので、今のところは問題なく働けています。
イメージ:役割・やることが決まっている
実際:職場・仕事による
パートという時間単価で、しかも派遣ほど時給も高くないのだから、ある程度やることは決まっていて、かつ時給に応じた仕事内容であると思っておりました。
「こういう仕事が必要だけど人が足りないので雇おう。この仕事ならパートでも良いよね」というような会話が交わされた結果として、求人が出されたに違いない🙄と想像していました。
ですが、必ずしもそうではないようです。
確かにわたしは事務職のため単純作業も多いのですが、役割が決まっているかというとそうでもありません。一方の職場はやることをちゃんと決めて依頼してくれるのですが、もう一方の職場は、「自分で仕事を探して」的なところがあり、「なんでパート雇ったんじゃ?🤔」と言いたくなる部分があります。
ある程度自分の担当の仕事がわかってくれば、次はこれをやろうといった判断はできますが、担当すべき仕事自体を探すというのは???🙄🙄🙄
「自分から仕事を作る・見つける」とか「与えられた仕事以上のことをする」などは、確かに会社員時代に耳にした言葉ですが、なんだかパートでも言われるのは腑に落ちないです。「だったら他のパートの仕事を探すわ!」と言いたくなりますが、今のところ居心地は悪くないので続けています(またもや愚痴か?)
パートを始める前のイメージと実際:職場以外ついて
「独身+50代+パート」は、世間的には立場が弱そうな組み合わせなので、自分的には満足した暮らしですが、対社会的には生きづらくなるかなぁと思っていました。
イメージ:職業欄を書くのがツライ
実際:慣れると気にならない
ブックオフで本を売った時に、職業欄を書く機会がありました。
「そうか、もう会社員じゃないんだな」としみじみ思いましたが、特に気にもせず「パート」にチェックを付けました(正直に書かなくても何も問題ない気もしますが)。
相手がブックオフだったせいかもしれませんが(失礼な)、世間的にパートであると知られることに思ったほど抵抗は感じませんでした。
イメージ:親や友人にパートだと言いづらい
実際:親は憂鬱だが友人は意外と言える
これも職業欄と似ていますが、赤の他人に身分を明かすのと、身内や知人に明かすのとでは訳が違います。
「親に言うのめんどくさいなぁ」とか「友達は言わなくてもいっか」とか、最初はもやもや思っていました。
親には「パートになったので収入は落ちたけど節約しているから生活は大丈夫」と、できるだけ明るく伝えました。心配のためか、母にはちょっとカチンとくることを言われましたが😒、それ以降はあまり深く聞いてくることはなかったので良かったです。母は年金生活で金銭感覚が自分とは違うので、「わたしは節約して生活ギリギリだから!」とだけは主張しておきました。
友人には口頭ではありませんが、「フルタイムが疲れたのでパートタイムにしようと思う」と伝えました。もちろん伝えなくても良いと思いますが、どういう反応をするか見たいという気持ちもありました。
幸い「正社員じゃなくて大丈夫?」など否定するでも同情するでもなく、「良いと思うよ」と理解してくれているような返答でした。
イメージ:クレジットカードが作れない
実際:作れた
わたしの勝手イメージかもしれませんが、パートで収入が少ないとクレジットカードが作れないのではと思っていました。パートになってから、そのことをすっかり忘れてクレジットカードに申し込んでみたら、あっさり通りました。ブラックリストに載ってなければ大丈夫なのだと思います。(または持ち家ありにチェックしたからか?でも事実かどうかどうやってわかるのか?)
まとめ
パートにしようか迷っていた時は、学生や子育ての苦労話をする女性の中に混じって、一人浮いた自分がいる姿を想像していましたが、実際は全然違いました。パートといっても仕事内容や勤め先の会社によって全然違うのだとわかりました(当たり前?)。
親に話すのは憂鬱でしたが(この歳になっても結婚しろ攻撃が浮上しかねないので)、友人の反応は肯定的で(他人事だからか?😅)、時間がたった今となっては何をそこまで心配していたんだろうとも思います😌。
ということで、パートを始める前まではいろいろと不安でしたが、今はストレスの減った仕事とゆっくり眠れる朝が有難い生活です。
以上、「50代一人暮らし独身で人生初のパートの感想」でした!