先日、初めて市の健康診断を受けてきたという記事を書きました。結果が戻ってきたので、その内容をご報告したいと思います。
自分としては、普段の食生活が質素なので、それが健康に影響していないか気になっていました。
さて、その結果は…。
普段の生活
結果に入る前に、普段の生活をさらっと紹介しておきます。
食生活は、基本は二食です。朝昼兼用にパン🍞、夕方にワイン🍷とつまみ、夜は白米🍚とみそ汁など。食後に甘い物を食べることも多いです。できるだけインスタント食品を避けるようにしているものの、1回の食事でとる野菜も1~2品と少なく肉や魚もあまり食べません。
運動はほぼ皆無といってよく、普段は近所に買い物にいくくらいです。たまに意識して外を歩くようにしていたものの、最近は寒くてあまりしていません。
ちなみに体形としては背は低め、中肉中背と言いたいところですが、下っ腹と内またの肉が邪魔なお年頃です(←年のせいにしておく)。
さて、そんなわたしの健康診断の結果は…。
なお、検査項目と内容の説明は、市からもらったパンフレットや各サイトを参考にしています。
肝機能:酒好き生活の影響はいかに
まずは、沈黙の臓器の一つといわれる肝臓です。
肝機能を見る項目は、AST、ALT、γ-GTと3つあります。何の略かはもちろん理解していません。
ASTとALT:
アミノ酸を作る酵素のことです。ASTは心臓、筋肉、肝臓、ALTは肝臓に多く含まれるそうです。
これらに障害があると、血液中に漏れだして数値が高くなるようです。
γ-GT:
アミノ酸を分解する酵素とのことです。
ASTやALTがアミノ酸を作り、このGTの方が分解しているのでしょうか?肝臓に異常があるとこの数値が高くなるらしく、特にアルコールにより産生が高くなるようです😱。
【結果】
基準値(単位略) | 結果 | |
AST | 10 ~ 40 | 30 ⇒ セーフ |
ALT | 5 ~ 40 | 18 ⇒ セーフ |
γ-GT | 30以下 | 17 ⇒ セーフ |
無事セーフでした!毎日ワインを飲むのが好きなので(スーパーの一番安いやつだけど)、このあたりも心配していましたが低くて良かったです😭(特にγ-GT)。
脂質:意外な攻防が
脂質の検査項目は、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の3つがあります。
HDLコレステロール:
いわゆる善玉コレステロールというもので、蓄積したコレステロールを抜くことで動脈硬化を予防してくれるようです。
LDLコレステロール:
いわゆる悪玉コレステロールといわれるもので、増えすぎると動脈硬化を促進するようです。
中性脂肪:
エネルギーとして使われるけど、余った分は皮下脂肪や内臓脂肪になってしまうというもの。増えすぎると動脈硬化や脂肪肝の原因になりうるとのことです。
なくても困るけどありすぎても困るというやつですね。
【結果】
基準値(単位略) | 結果 | |
善玉コレステロール | 40~96 | 106 ⇒アウト!! |
悪玉コレステロール | 70~139 | 159 ⇒アウト!! |
中性脂肪 | 50~149 | 70 ⇒セーフ |
なんと善玉、悪玉どちらも基準値以上との結果になってしまいました。
悪玉だけ数値が高いとまずいですが、善玉の数値も高いのでとんとん状態。
これはどういうこと???という感じですが、お医者さん曰く
「運動不足が原因でしょう」
とのことでした。
やっぱりそうか…と納得😞。
食生活が原因ではないか念のため聞いてみましたが、食べ物よりも運動不足のせいだろうとのことです(おそらく他の検査の数値を見てそう判断されたのだと思います)。
1日6000歩くらい歩くと良いでしょうと言われました。
それにしても、動脈硬化を引き起こす悪玉とそれを防ぐ善玉の戦い(しかも接戦)が自分の体の中で繰り広げられていると思うと、なんとも微妙な気持ちです(善玉がんばれ!😣)。
血液検査:無職で元気になった?
血液検査でわかることは主に2つあります
貧血
貧血かどうかの検査項目は、赤血球、血色素量、ヘマトクリットの3つがあります。
血色素量はヘモグロビンともいい、こちらの方が聞き馴染みがあります。
ヘマトクリットとは、なんだかハリーポッターに出てきそうな名前ですが、血液中の赤血球の割合を見る数値のようです。
この3つの数値が低いと貧血の疑いがあります。
【結果】
基準値(単位略) | 結果 | |
赤血球 | 376~500 | 445 ⇒セーフ |
ヘモグロビン | 11.3~15.2 | 13.4 ⇒セーフ |
ヘマトクリット | 33.4~44.9 | 44.1 ⇒セーフ |
意外にもセーフでした。過去に会社で受けた人間ドックでは貧血気味の判断だったので、今回も引っかかるかなと思っていましたが。無職でぐーたらしているのが逆に良かったのかな🙄と勝手に思っています。
細菌感染等
対象の検査項目は白血球の数です。細菌感染等で炎症が起きていると白血球の数値が増加するそうです。
そういえば以前、知人が足に謎の青あざが頻繁にできるとのことで医者に行ったところ、白血球の数値が高かったと聞いたのを思い出しました。
【結果】
基準値(単位略) | 結果 | |
白血球 | 3500~9100 | 3800 ⇒セーフ |
自分は皮膚がよくかぶれるので、何か原因があるのではと思ったのですが、とりあえず白血球の数値は異常なしでした。
尿検査:特にこれといって
尿検査としてわかることは主に2つ記載されていました。
糖尿病
「尿糖」という、その名の通り尿中のブドウ糖の量を調べるようです。
量といいながら数値ではなく、陽性か陰性かの判断になります。
【結果】
判定基準 | 結果 | |
尿糖 | 陰性 | 陰性 ⇒セーフ |
年齢的にどうかと思いましたが、糖尿病の心配はないようです。
腎臓疾患
「尿蛋白」という、これもその名の通り尿中のたんぱく質の量を調べるようです。
【結果】
判定基準 | 結果 | |
尿蛋白 | 陰性 | 陰性 ⇒セーフ |
腎臓もこの検査結果を見る限りは大丈夫のようですが、腎機能を調べる検査はこれとは別に用意されています。
腎機能:ちょっと気になる
腎機能の検査項目は、尿素窒素、クレアチニン、eGFRという3つの項目があります。
尿素窒素とクレアチニンは腎臓から尿中に出る老廃物の一種だそうで、この数値が高いと腎機能の障害が疑われるとのことです。
(貰った資料では、なぜかこの2つは「尿検査」ではなく「腎機能」の項目に入っています。どうせなら「尿蛋白」もこっちに入れてあげれば良いのにと思った)
eGFRとは、何やらクレアチニンの数値と性別などから推算した数値うんぬん(以下略)で、こちらは数値が低いと腎機能が低下していると考えられるようです。
【結果】
基準値(単位略) | 結果 | |
尿素窒素 | 8.0~22 | 8.2 ⇒セーフ |
クレアチニン | 0.70以下(女性) | 0.51 ⇒セーフ |
eGFR | 60以上 | 96.4 ⇒セーフ |
3つともセーフだったのですが、気になるのが「尿素窒素」の数字が結構ギリギリだったことです。お医者さんからは特に指摘はなかったですが…。
腎機能が低下するとどうなるのか、心配になって調べてみたところ、
- 多尿となり、夜間頻尿になる
- 尿量が少なくなる(乏尿)
- 体重増加、むくみ(溢水)
- 疲れやすい、息切れがする
- 食欲低下
などが書いてありました。
この中で自分に当てはまるのが頻尿です。最近、トイレに行く回数が増えたし、夜中に1回はトイレに起きます。もしや腎機能が低下していることが原因では😱?!
さらに、腎機能が低下する原因を調べたところ、「多量の飲酒」とか「運動不足」など、心当たりのある原因がどんぴしゃでした。ここでもやはり運動不足が原因か…。
おまけ:BMI
他人のBMI値も気になるかもしれないので、ついでに書いておきます。
BMIは、知っている人も多いと思いますが、身長に対して体重が適正かどうかを見る数値です。
要は太りすぎや痩せすぎではないかの判定ですね。
【結果】
基準値(単位略) | 結果 | |
BMI | 18.5~24.9 | 19.6 ⇒セーフ |
数値上はセーフで良かったと言いたいところですが、実際にお腹についている邪魔なお肉はどういうことなんでしょうかねぇ😑。
まとめ:数値がセーフでも気を付けたい
ということで、わたしの体内では善玉悪玉のコレステロールが攻防を繰り広げ、それ以外は基準値内だったものの、腎臓がやばい一歩手前なのではという結果となりました。
粗食の影響はなかったものの、お酒を控えるとか、運動とか、運動とか、頑張りたいと思います。
以上、健康診断の結果報告でした。ご自身で健康診断を受けた際の参考にしてみてください!