以前、自分が投資している株の銘柄を紹介する記事を10回に分けて書きました。
その記事で、各回の最後にいつも「マイ投資ルール」的なものを一つずつ載せていたのですが、各記事に分散されていることから、今回、一覧で見れるよう概要をまとめてみたいと思います。
書いた当時から少し変わっていることも含めて、絶対守っていること、できるだけ守っていることを10個ご紹介します。
各ルールの最後に自己採点で「ルール死守度」も書いおきました(あくまで感覚値ですが…)。

元手が少ないため配当金生活は夢のまた夢。
マイ投資ルール:投資先(銘柄の)の選び方~会社の性格編
性格編と名付けてみましたが、会社のイメージや業界など、企業の業績数字などでは測れない部分という意味です。
ルール1:嫌いな業界・企業は避ける
まずは、業種や会社自体が嫌いでないかどうかです。
「好きな業界・企業」とあえて書かなかったのは、そうしてしまうと対象が少なくなってしまうため、せめて嫌いでない業種や企業に投資したいと思っています。
なかなか業界や会社に対して好き嫌いというのはないかもしれませんが、例えばわたしの場合、不動産業界があまり好きではありません(信用できないイメージがあるとか、賃貸で良い思いをしなかったとか、個人的な理由によるものです🙄)。
また、会社の場合は、会社や社長のイメージなどです。特に「この人の下では働きたくない😒」と思うような社長の会社は選びません。ただ、社長がメディアに露出してないと知りようがないので、この理由にあたる会社はごくわずかです。
【ルール死守度】90%(理由:たばこは苦手だけど、JT株を持っているため…)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(1):武田薬品工業
ルール2:身近な業界や理解できる事業の会社の株を買う
ルール1とも似ているのですが、好き嫌いは抜きにして、自分が使っている商品や理解できている事業をしている会社の株を選びたいなと思っています。ただ、そこに限定すると、さらに選択肢が限定されてしまうので、あくまで努力目標です。
具体的な銘柄でいえば、通信や携帯でお馴染みのNTTやKDDI、シロアリ退治のアサンテなどです。
【ルール死守度】70%(商社や化学などの株も買っているが理解しきれてないので)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(3):伊藤忠商事
ルール3:不祥事やパワハラがあった企業は避ける
過去に不祥事やパワハラがあった会社は、今後も同じようなことを繰り返す可能性があると思い、避けるようにしています。会社として信頼できない(ガバナンス的に良くない?)という理由もありますが、それ以上に、一会社員だった身としてそういう会社を支援したくない😤という気持ちが大きいです。
そういった情報が入手できるのは、ある程度大きい企業に限られますが、購入している株は中~大型株が多いのでわりとネットで見つけやすいです。
【ルール死守度】85%(株の購入後にハラスメントを起こした会社があり、迷いつつも持ち続けているため)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(8):Jパワー(電源開発株式会社)
ルール1~3は、株が下がった時でも持ち続けたいと思えるかどうかに影響するためで、どちらかといえばメンタル的な理由です。
マイ投資ルール:投資先(銘柄の)の選び方~会社の数字編
ここからは、数字で判断できる部分での選び方です。
ルール4:会社の成績表(数字等)は一応みる
数字というのは、いわゆるこういうやつですね🙄。
• PER
• PBR
• PERxPBR
• EPS推移
• 配当性向
• 配当推移
• 株価推移
• 売上推移
• 営利益率
• 過去5~10年の株価の平均
IR BANKというサイトに行くと一通りチェックできます。各用語の意味や目安とする数字は、検索するといろいろなサイトに載っていますが、わたしは書籍を読んだり、こびと株さんの10の条件を見て参考にしたりしました。
新規の銘柄を買う時は、最初に1回は調べています。一応目安はあるものの(PBRは15倍までが適正など)、業界によっては基準が違ったり、人気株の数値を見たらなぜか良くない個所があったりと理解できていない点もあり、まだまだ勉強中です…😅。
【ルール死守度】80%
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(2):東日本日本電信電話(NTT)
ルール5:できるだけ大型株をメインに投資する
株を選ぶ際は、できるだけ大型株を優先し、中~小型株は避けるようにしています。
大型株の定義ですが、「上場株式数が2億株以上、時価総額が2~3千億以上」というものです。
Yahooファイナンスの各銘柄情報を見ると数字が載っています。
理由としては、大型株の方が
1. 売買が頻繁に行われていること
2. 情報が入手しやすいこと
3. 倒産のリスクが少ないこと
などです。
ただ、そうはいいつつ大企業に絞ると他のマイルールで引っかかってしまい、これまた選択肢が減ってしまうため中型株も買っています。
有名な企業でも意外に中型株だったという場合も多いですね。良いものがあれば小型株も買いたいところですが、残念ながらそこまで目利き力がなく…😑。
【ルール死守度】60%(中型株もわりと持ってるので)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(5):株式会社アサンテ
ルール6:配当利回りは3.75%を目安→3.5%前後に変更
実質3%の利回りを目指して、以前は3.75%の配当率を目安にしていました。でも、今後買う分は新NISAで配当金も非課税となるので、利回り3~3.5%でも良いかなと思っています。
3%という数字は、配当金として貰った感があり、かつ配当率がやたらと高い罠銘柄を掴まないラインと思っているためです(いろいろ情報を集めた結果)。
ただ、この目安も業界によって違うようなので(銀行株は利回り高めの傾向など)、4%代でも買うこともあります。
【ルール死守度】95%(ただし、購入後に株価があがり配当率が下がったものはあります)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(4):九州旅客鉄道株式会社(JR九州)
ルール7:株価は3000円以下を目安
株価は安いに越したことはないと思っています。理由としては、当たり前ですが、株価が低い方が少ない元手で分散投資ができるからです。
また、株が半減するような事態になったとき、株価が大きいほど下がる幅も大きいためです。(同じ半減でも、例えば1株2000円の株は1000円まで下がる可能性がありますが、1株500円の株なら250円で済みます。)何より、株価が高いと買うのに勇気がいりますしね…😨。
3000円としたのは、それ以下の株価だと銘柄の選択肢が減ってしまうし、それ以上あげてしまうと10株買うだけで3万以上かかってしまうため、選択肢の数を維持しつつ、自分にとってある程度買い続けられる金額ラインだと思うためです。
【ルール死守度】70%(配当率が高い場合、3000円以上でも少しずつ買ったりします)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(6):旭化成
マイ投資ルール:株の購入頻度や運用について
ルール7までは銘柄の選び方に関する判断基準でしたが、ここからは運用関連のマイルールです。
ルール8:購入頻度は月1回
時期分散をするため、月に1回ずつ買うようにしています。
カードの引落し時期に家計簿をつけるので、その際にあわせて株価をチェックしています。
株価が購入平均単価と同じまたはそれより下だったり、利回りが基準内だったりなど、条件に合致し続ける限りは買っています。それ以外は、突然下がった時などに不定期に買うようにしています。
【ルール死守度】60%(株価が上がって定期的に買えている株が減っているため)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(9):三菱UFJフィナンシャル・グループ
ルール9:買い基準、停止基準を決めておく
以前の銘柄紹介記事には書いていなかった、今回新しく追加したルールです。
自分のなかではなんとなく当たり前だったせいか、ルールとして意識していなかったのですが、ルール8の記事を書きながら、これも重要なことなので書いておいた方が良いのではと気づきました。
新しい銘柄を買うと決めた際、買い続ける基準とやめる基準を最初に決めています。
たいてい「株価が一定の範囲内」や「配当率が一定以上」などの基準です。
ただ、カチカチに従うのではなく、買い基準から少しはみ出てるけど少しなら良いかなーと買ってしまうこともありますし、逆に買い基準内だけど、基準そのものが緩すぎるかなぁと買うのをやめることもあります。
基準そのものを後から変更することもありますが、最初に必ず決めておくことだけは欠かしません。
そうしておくことで、株価が変化した際に買うかどうかをあまり迷わずにするためです。
【ルール死守度】100%(基準を決めるのだけは毎回やっているので)
ルール10:持ち株の株価比率だけでなく株数比率も気にする
さきほど分散投資と書きましたが、時期分散だけでなく業種分散も意識しており、できるだけ特定の業種に偏りすぎないよう買うようにしています。
業種分散を考える場合、本来は購入金額を見て偏りを判断するらしいのですが(書籍などを読んだ限り)、わたしは株数も見ています。
例えば、
株価で判断する場合:投資額100万のうち、通信業界は50万を占めるから5割と判断
株数で判断する場合:購入株数200株のうち、通信業界は100株を占めるから5割と判断
という違いです。
なぜ株数を見るかというと、同じ10円のマイナスでも、20株保有なら200円のマイナスですが、100株保有なら1000円のマイナスというように、持っている株数が多いほど損失が大きくなるからです。
よって、株数も業界で偏らないようにしたいなと意識しています。
【ルール死守度】60%(正確に計算しておらず、ざっくり感覚なので)
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(7):JT(日本たばこ産業株式会社)
おまけ:リバランスは年1回
銘柄紹介記事に書いたルールですが、今回新たなルールを追加したため、マイルール10選から脱落した分です。まだ1回しか実践してないので、外してもいっかーと思い…。
気になる方は掲載のもと記事をご覧くださいませ。
【ルール死守度】30%
⇒掲載元記事:アラフィフおひとりさまの投資銘柄紹介(10):東京海上ホールディングス
以上、「アラフィフおひとりさまのマイ投資ルール10選」でした!