【税金】50平米以下の物件は要注意:マンションを購入後にかかる税金と適用されない優遇制度3種類:その(1)住宅ローン減税

マンションの購入費用・ローン・税金

こんにちは。マンションを購入してから約1年が経ちました。
マンションを買ってからというもの、何かと税金のことを考えることが増えました。
不動産を取得すると、本当にいろいろと税金を取れらるなぁという印象です。

そして、税金について調べるようとするほど、その仕組みや計算方法の複雑さ、そして複雑さ故かネットでわかりやすい情報が少ないことを実感しています(個人サイトでヒットするページが他の情報に比べて少ない)。

国民から突込みを入れられないためにあえて複雑しているのでは、などと疑いたくなります(*_*。

マンションを買う際は、ある程度認識をしていたつもりなのですが、我ながらリサーチが甘かったと言わざるを得ません。

ということで、これから買う人への参考になれば、そして自分の知識のメモとして、そしてこのサイトが少しでも収益につながれば…という期待も込めて(必死)、マンション購入後にかかった税金関係の費用や、受けられないとわかった優遇制度などについて、3つ紹介していきたいと思います。

最初は1回の記事で書くつもりだったのですが、思いのほか長くなったので、3回に分けて書くことにしましました。

関心のない人には(ある人にとっても)、まったくツマラナイ「税金」がテーマですが、よろしければどうぞ~。

【この記事を書いている人(ぷーたん@独身アラフィフ会社辞めたい)】

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2020年に50代手前のぎりぎりアラフォー(というかアラフィフ)で都内に新築マンションを購入。会社員を地味に続ける独身(離婚歴なし子供なし)。細く長く心療内科に通う。早期退職を夢みて日々節約。

なお、先に書いておくと、当然ながらわたしは専門家ではなく、計算も苦手というざんねんなタイプなので、間違っている情報もあるかもしれません。

”近所のおばさんや友達から聞いた話し”という感じで参考にしていただければと思います(=実体験として信頼できるけど、本人がきちんと理解しているかどうか怪しい)。

最終的には自分で調べたり、専門家に相談したりなどをおすすめします。

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運命の分かれ道は物件の面積にあり

これから説明する3つの税制優遇には、すべて控除の制度があり、適用されればかなりお特になります。

ですが、複数ある適用条件のうち、必ず指定されているのが物件の広さであり、その境目がざっくりいうと50㎡です(ただし、一部40㎡のものや、計測方法が異なるものもあり)。

わたしが購入したマンションは、1DKで床面積は約36㎡ほどのため、どの適用も受けられません。

事前に知っていたつもりだったのですが、想定外だったものもあり、貯蓄計画が大きくビハインドしました。なんかもう、スゴロクで5歩進んで3歩後退したようで、テンションだだ沈みです。

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控除が受けられない税制優遇:その(1)住宅ローン減税

1回目の今回とりあげるのは「住宅ローン減税」についてです。

住宅ローン減税に関しては、知っている人も多いのではと思います。マンション購入の際、必ずローンの話は出てくるし、ローンの話ではたいていこの控除の話に触れていることが多いからです。

ローンを組まない人には関係ありませんが、この制度があるために、あえてローンを組む人の方が多いと思います。むしろ、適用されるなら利用しない手はありません。

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住宅ローン減税とは

詳しい説明は専門サイトを見ていただくとして、簡単にいうと「住宅ローン減税」とは、ローンを組んでいる間だけ一定の金額が戻ってくるという制度です。

ローンは税金ではないのに、なぜ減税というのだろうと思いますが、所得税や住民税から控除されるために、そのように呼ばれているようです。

まず、この制度に関して、わたしが理解しているざっくりした内容は以下の通りです。

内容・金額の計算方法

  • 控除さるれる金額:住宅ローンの残高x1%
  • 期間:10年例)ローン残高が1000万円の場合:
    1000万円x1%=10万円/年
    10万円x10年=100万円
    が戻ってくるという計算。
    実際は、毎年少しずつ返済をして、ローン残高が減っていくのでまるまる100万円ではありませんが、かなりの金額がお得になると思います。もちろん戻ってくる金額に上限はありますが、庶民レベルでは十分な金額です。

適用条件

この制度が適用される主な条件は、だいたい以下の通りです。

  • ローンの返済期間が10年以上
  • 床面積が50㎡以上!(登記簿の面積という点に注意)
  • 中古の場合は、築年数20~25年以内などの条件あり
  • その他細かい条件あり(人に貸したら駄目など)

はい、でてきましたね。床面積50㎡以上。しかも登記簿の面積ということなので、実際に物件情報に掲載されている面積とは違う点も注意です。

計測の仕方が違うのか、登記簿上の面積は、実際の物件の面積よりも小さくなることが多いといわれているます。そのため、もしこの制度を利用したいと考えている場合は、物件の広さが50㎡以上でも安心せず、登記簿上の面積を確認しておく必要があります。条件に合致するとなると、50㎡+アルファの広さがある物件になると思います。

コロナのせいもあり、ここ最近では面積が40㎡まで引き下げられたり、適用期間が延びたりなどもありましたが、それでもわたしは適用範囲からはずれています。

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住宅ローン減税が人気の理由

通常、お金を長く多く借りれば借りるほど、金利の分だけ余計にとられるので、ローンは組みたくないと考えるでしょう。

でも、ここ数年、住宅ローンの金利は低いと言われ続けており、人によって受けられる条件は変わりますが、金利が1%を下回ることがほとんどだと思います。

そのため、仮に先の例で「ローン残高:1000万円」で考えた場合、金利が0.5%だとすると:

1000万円x 金利が0.5%=毎年金利分5万円を支払う
という計算です。

ところが、この優遇制度では、1%が戻ってくるので

1000万x金利1%=毎年10万円が税金から控除される。

つまり、金利がチャラになるだけではなく、+5万円が余計にもらえるという、いわゆる逆ザヤ状態が発生するのです。

なんてうらやましい。それなら、お金があろうとなかろうとローンを組むに決まっていますよね。

この制度はさすがにそろそろ終焉するようですが、今のところまだ続いているので、間違いなくお得です。

参考記事:住宅ローン減税「逆ざや」終了へ秒読み、支払う金利より節税額が大きい“錬金術”は封印へ

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知っていたけどあまりこだわらなかったわけ

この制度は、マンションの購入前から知ってはいましたが、あまりこだわってはいませんでした。

制度を受けられるからといって、あまり気に入らない物件や、かえって高い物件を買うのは本末転倒かなと思ったことと、あまり多額のローンを組むつもりはなかったからです。

そもそもローンを組むこと自体が初めての人間にとって、金額や期間など悩みに悩む頭の痛い問題でした。

ローンがなかったら住宅購入のストレスの半分は解消される、と思っていたくらいなので、なるべく早く払いきってしまいたいとすら思っていました。

ただ、逆ザヤ現象についてはあまり

認識していなかったので、思ったより損をした気分であります。

また、受けられない控除がこれだけであればあまり気にならなかったのですが、その後さらに2つの税金が追い打ちをかけてきました…。

この続きはまた次回に。

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