アラフィフ独身の自分が数年前に始めた米国株について、投資履歴や今後も持ち続ける予定の銘柄についてご紹介する記事の後編です。
前回は、米国株を始めた理由や具体的に買った銘柄、選定理由について書きました。
今回はその続きです。
前回の記事はこちら:米国株で投資しているもの・やめたもの(前編)
思わぬ展開にへこむ
個別株やETFをSBI証券やPaypay証券で少しずつ買いながら、米国株ライフをエンジョイしていたわけですが、長く持っていると(といっても1~2年ですが)いろいろありました🙄。
株価の下落😱
これは株をやっている以上、仕方がないと思うのですが、手堅いと思ってたものも含めいろいろな銘柄が、買い始めて間もなく含み損状態になってしまいました😱。
Paypay証券での少額購入なので、損といっても金額自体は大したことないのですが、マイナス数字を見るのはやっぱり気持ちが良くなかったです。プラスになった銘柄ももちろんあるのですが、安定の通信業界と思っていたベライゾンや、値上がりを期待したAmazonなども予想以上にマイナスの時期が長かったです。
最終的には、しばらくして株価が回復したのと円安の恩恵も大分あったおかげで、ほとんどがプラスになりましたが、もういいやと思い売ってしまいました(手数料負けしないよう+100円になったくらいで)。
今も唯一残っているのはスリーエムだけです。やっとのことで含み損が缶ジュース1本くらいまでに回復しました。
訴訟の痛手😑
スリーエムはですねぇ…、当初はポストイットもスポンジも好きだし…みたいな安直な親しみで買ってしまいましたが、その後に、新商品の軍事用の耳栓が不良品だったというような理由で訴えられたらしく、株価が下落しましてね…😌。(耳栓なのに音が聞こえてしまうとかなんとか…)製品テストちゃんとしたんか!みたいに素人ながら言いたくなりました😑。
持ち株の中で訴訟を抱えていた会社はこれ以外にもあったので、訴訟大国のイメージが強いアメリカ、その通りだった 🇺🇸!みたいにつくづく思いました。
事業分割🙄
長年の日本株投資では経験したことがなかったことを米国株で経験しました。ある日、証券会社の管理画面を見たら、AT&Tの一部の株が「一般預かり」に入っていたのです。「特定預かり」に入ってたはずなのになぜ??と思い調べたところ、AT&Tが動画ビジネス(ワーナー)を切り離して別会社にしたことが理由のようでした。
特定預かりにしてたのに、なんで勝手に一般預かりにしてるねん、と怪しい関西弁が心の中で響きましたが、どうも会社がスピンオフした際、その分の株がルール上「一般預かり」に入ってしまうようです。なんつーめんどくさい(特定口座なら自分で確定申告しないで済みます)。
しかもこの後もAT&Tの株はまったく上がらず、マイナスを引きづっておりました。そのまま保有していれば回復するだろうと思ってはいましたが、一般預かりになっているのがうっとおしかったのと、マイナスも少額だったので売ってしまいました。
個別株はめんどくさい
そんなこんなで日本株と違い、米国の個別株はめんどうくさいなという印象が自分の中で根付きました。
米国株が良いと思った理由の一つは、長期的に見れば右上がりになる可能性が高い(実績がある)という点ですが、長期というのは最低でも10年や20年の話です。株価だけでなく為替にも影響され、訴訟やら事業売却やらもある米国企業の個別株を、50代の自分があと10年以上も持ち続けたくない…と思い、それからは買うのをやめることにしました。
ついでにいうと、配当控除の申告も面倒くさいというのも理由です(米国株は二重税金がかかるので申告がいる)。
今後も継続する(現在でも生き残っている)もの
ということで、個別株で残っているのはスリーエムのみで、これもマイナスが回復次第リリース予定です。
今残っているのは、ETFのVYMとHDVのみです。
SPYDは単価の低さと配当率の高さは魅力なのですが、良くも悪くも値動きが激しく銘柄も偏っているので、自分の心臓には合わないと思い、含み益が出ている間に売却しました。
VYMとHDVは構成銘柄が多数あり(特にVYMは)、持っていてハラハラするほどの値動きもなかったので持ち続けています。
VYM一択でも良いと思っているのですが、HDVの方がやや単価が低いので、VYMが買えない時に買ったりしようかなと思っています。(といっても、現状はどちらも値があがっていてあまり買えていないのですが…)。
ETFも配当控除の申告をする面倒くささは変わらないのですが、徐々に新NISAに移行できればと思っています。
ETFは個別株に比べると配当率は低く、株価の増減だけでなく為替の影響もある点は個別株と変わらないのですが、プロが銘柄の入れ替えを行ってくれるので、投資信託に似た安心感があります。それでいて配当金があるのも嬉しいので、できれば今後も長く持ち続けたいと思っています。
以上、「米国株で投資しているもの・やめたもの」のご紹介でした!